言葉にするって大事!
なんとなくに流されていませんか?
「なんとなくあの人は苦手」
「なんとなく今日はやる気がでない」
「なんとなくチームになじめない」
日本語はたくさんのニュアンスを1つの言葉に含ませることが得意で、
『なんとなく』もその代表です。
簡単に多くの感情や状況を表現できてしまうため、思考がそこで止まってしまうことがあります。
上の例で言えば、人間関係や自分のコンディション、さらにはチーム事情まで1つの言葉でまとめてしまうことができます。
『なんとなく』を多用している人、いませんか?
この一番のデメリットは、明確な原因があったとしてもそれに気付くことなく過ごせてしまうことです。
でも過ごせているようで、実は何も解決できていません。
そのような人に具体的な理由を質問してみると、
「いや、ホントになんとなくなんです…」
といった回答が返ってくることが非常に多いです。
これはとってももったいないと思います。
なぜなら、せっかく無意識で何かを感じてくれているのに、自分の心の声を無視してしまっている、ということだからです。
言語化のメリット
言語化のメリットはたくさんありますが、その中からいくつか私なりの言葉で紹介します。
① 自分なりの理解が深まる
これは誰しも経験していることかと思います。
なんとなく知った気になっていることも言語化する過程で曖昧な部分やほかとのつながりに気付くことで理解が深まります。
また、人に伝えることで他の人から見た意見がもらえることもメリットですね。
② その言葉について思考できるようになる
これは以前の記事で書いていることですが、思考するためにはそれに関する言葉が必要です。
詳しくはこちらから
③ 常にその言葉を意識できるようになる
目標や急に思いついたアイデアなど、忘れたくないようなものはすぐにメモして言語化して残しておきましょう。
そうしないとすぐに忘れてしまったり、目標を掲げたときの熱い想いが冷めてきたときに踏ん張れなくなってしまいます。
④ すっきりする
ネガティブなものに対してが多いですが、本当にスッキリします。
誰かに愚痴を話すとスッキリした経験がある人は多いのではないでしょうか。
でも愚痴を聞く側が苦しかったり、嫌な思いになってしまうことを危惧して愚痴を言えない人もいると思います。
そんな人は、家や車の中などで一人の時に口に出したり、紙に書いたりするだけでも同じような効果を得られます。
さて、いくつか紹介してきましたが、あなたにとって新しい発見はありましたか?
実際に言葉にしてみよう
では、実際に言葉にするときに何に注意すればよいでしょうか。
言語化する内容にもよりますが、まずネガティブなことの場合。
例えば、人間関係や自分ではどうしようもないような悩みなど。
これらの場合は深く考えずにとにかく感情のままにノートに書きだしたり、口にすることをおすすめします。
汚い言葉が多くなる時は1人の時の方がいいかもしれません。笑
それだけでも気持ちは楽になると思います。
また、人間関係での悩みの場合は言葉にしてみると別の視点が見つかることも私の場合は幾度もありました。
続いて、自分の中で理由がよくわからないことや、うまく言葉にできないものを言語化する場合。
まず関係のありそうなものを調べられる範囲で調べます。
それでもわからない場合は、とりあえず適当に名前をつけます。笑
私の以前の記事で言えば、「意識散歩」という造語があります。
これは、意識があっちこっちへ行ってしまって無意識に脳疲労を起こしてしまっている状態を表す言葉がわからなかったので適当に付けました。笑
この適当に名前を付けることも、実はその出来事を今知っている言葉で表現するので、いい鍛錬になります。
そして名前ができれば、意識散歩しているときに、
「あ、また意識散歩してしまった」
と、反省することができるようになります。
これらは一例ですが、『なんとなく』を減らして言語化する鍛錬は、日々の中に成長するチャンスを見つけることにもつながります。
『なんとなく』日々が流れてしまっている方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
理学療法士
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平山鷹也
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