守破離の古今東西
おはようございます!
「Immunity to change」
という言葉を使った
ハーバード大の教育学や発達心理学の
Kegan先生やLahey先生がいます。
変化という異物を排除しよう
とすることは本能であり、
すべからく悪いことではなく
合理的な行動でもあるとのことです。
そして、
その合理的な判断の基盤となるものにも
3段階あり、知性の3段階と呼びます。
最初の段階は環境順応型で、
周りの環境に合わせて
生き残りを図る価値観です。
次の段階は自己主張型で、
周囲からの影響を離れて、
自分で確立した独自の価値観です。
最後の段階は自己変容型で、
周囲からも自分からも離れた、
自由自在な価値観です。
ここまで読むと、
日本にも同じような考え方がある
と気づきます。
「守破離」です。
師匠の教えを守る「守」。
師匠の型を離れて自分の型を創る「破」。
師匠の型からも、自分の型からも
自由になる「離」。
西洋も東洋も似たところがあると
感心します。
そして、自分はどこにいるのか
と思いを巡らしました。
「離」の世界に少しは入りつつあるのかな
と思ったりしました。
しかし、筆者らは統計を取っていました。
6割近い人が自己主張型以前にいて、
4割近い人が自己変容型以前にいて、
自己変容型にいる人は1%未満であった
としています。
現実は厳しく、先は長そうです。
今日もよろしくお願いします。
安島