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高齢の母が選んだ文字

おはようございます!
 
高齢の母が、書展に作品を出していました。
 
毎年出しているのですが、
高齢のために展示場で対応することは
できなくなっていました。
 
それでも、出展すると決めたのでしょう。
 
今回の作品のポイントは、
高齢に応じて、
紙は小さく、筆は固く、墨は濃く
したとのことでした。
 
確かに、今までの薄墨を箒のような筆で、
二畳くらいの大紙によくわからない字を
書き殴っていたのとは
違った作風でした。
 
いつもは文字に
注意をむけませんでしたが、
今回は、読める文字でもあり、
何気に見てみると、
「大道無門(だいどうむもん)」
と書いてありました。
 
全く知らない言葉です。
 
調べてみると、禅の言葉でした。
大道は四方八方開けっ放しであり、
どこからでも出入り自由である。
何物にも縛られず、制約も受けない
絶対自由の境地。
とのことでした。
 
身体は小さくなってしまい、
昔の力強さはありませんが、
そのような言葉を選んだのです。
 
気分の良い言葉です。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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