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書評『サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来』


サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来 (光文社新書 1182)

おススメ度:★★★★

【本書の概要】
僕は無趣味人間なんですが、数少ない趣味のひとつがサッカー観戦です。
まあニワカなんですが。
そこでせっかくなので自分の趣味を深掘りしようと思い、本書を買ってみました。
結果購入し大正解でした。
本書は主にヨーロッパの複数の有名監督の戦術を解説する形になっています。
大変分かりやすく、現在の最先端の戦術をある程度学ぶことが出来ました。
尚日本国内の監督は一切出てこない為、普段Jリーグや代表戦しか見ない方は購入はお薦めしません。

【自分が付箋をつけた箇所】
・サッカーでは人間が最も上手くボールを扱える部位である手の使用を禁じている為、サッカーボールは常に不安定な状態に晒されている。
その為、サッカーとは『不確実性のスポーツ』であると言える。
そしてベップグアルディオラという男は、この不確実な競技で「確実に」勝利を収める方法を追い求めている。

・クライフのポゼッションフットボールの最も根幹にあるのは、「選手各々のポジショニング」である

・ベップは4番(中盤の底)の位置に最もサッカーIQの高い選手を配置する

・「偽SB」とはSBをサイドでは無く中に入れてボランチの横に配置し、中央を厚くする戦術

・「ハーフスペース」とはピッチを縦に5分割(5レーン)した際の、2列目と4列目のレーンのこと

・クロップの戦術は、「サッカーではボールを失った瞬間が最も無防備であり、ボールを奪った瞬間が最もチャンスである」というサッカーの一面を利用したものである

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