見出し画像

中小企業診断士2次試験対策連載企画② 〜立ちはだかる最後の壁 事例Ⅳの参考書〜

初めに・・・

中小企業診断士2次試験に必要なノウハウの連載企画 第2弾 となります。第1弾では、与件文を読む際の接続語を意識する重要性について紹介をいたしました。是非、第1弾の記事もご覧ください。

第2弾では「立ちはだかる最後の壁 事例Ⅳの参考書」について紹介いたします。2次筆記試験の最後の科目である事例Ⅳは、最後に立ちはだかる壁であり、1次試験の財務・会計と並んで苦手意識を持っている方が多いかと思います。
(もちろん私自身も苦手意識がかなりありました・・・)

そこで私自身が事例Ⅳを学習する際に使用した参考書のうち、最もおすすめのものを紹介いたします。

まず、前提知識をとして1次試験の財務・会計、特に財務(ファイナンス)は理解が不十分な場合(1次試験の財務・会計が60点以下や財務・会計から遠ざかっている場合など)には復習から始めましょう。ここが不十分なまま、事例Ⅳの学習を進めても非効率です。1次試験の財務・会計の基礎があってこその事例Ⅳであることを忘れないことが重要です。

私がおすすめする参考書はTAC出版「中小企業診断士 第2次試験 事例Ⅳの解き方」です。比較的新しい参考書(というよりは問題集)ですが、この参考書を本番までに2周しました。本来であれば、3周以上するのが望ましいです(私は、1次試験後に2次試験の勉強を開始したため、十分な時間が取れませんでした)。

こちらの参考書のレベルは基本的な問題が中心です。言い換えると事例Ⅳで落とせない、落とすと差がついてしまう問題が中心です。まずはこの参考書を完璧にして基礎を固めましょう。

私自身、1次試験の財務・会計をしっかりと復習した上で、事例Ⅳの対策はこちらの参考書が中心でしたが、難化した令和4年事例Ⅳも最低限の対応(相対的に40点〜60点程度は確保出来る)は出来ました。
ただし、事例Ⅳを得点源にしてアドバンテージを作るには、こちらの参考書のみでは不十分です。事例Ⅳで差をつけたい方や、まだ十分に時間がある方は+αの参考書をしましょう。ただし、簿記1級や税理士などの他の難関資格まで手を出す必要はありません。事例Ⅳに直結しないことも多く、非効率です。比較的時間がある方や確保出来る方は、簿記2級やビジネス会計検定2級までであれば、事例Ⅳに比較的関連する知識や問題演習を踏むことが出来ます。

事例Ⅳは苦手意識を持つ方が多く、私自身もそうでした。基礎を繰り返し、確実に取れる問題で点数を積み重ねていくことで、周りの受験生に食らいついてく、まずはそこから徐々に、得意にしていきましょう!

皆様を応援しております!お読みいただき、誠にありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?