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エンジニア採用戦略で大切にしている3つの点

先日、iCARE開発チームで毎月開催しているiCARE Dev Meetupの8月の回で「エンジニア採用戦略で変わったこと、変わらないこと」というタイトルでお話をさせていただきました。

今日はその時のお話を補足する形で、弊社がどういった戦略、方向性で採用活動をしているかについてお話したいと思います。

今日は、採用戦略の中で最も重要だと考えている3つの点についてお話したいと思います。

最も重要な3つの点

3つの点は以下です。

* ハングリーな実務未経験エンジニアを採用して、チームを活性化する
* 社会に貢献したいというエンジニアの渇望に訴える
* 技術に貢献したいエンジニアではなく、事業に貢献したいエンジニアを採用する

ここから一つ一つ詳細についてお話したいと思います。

ハングリーな実務未経験エンジニアを採用して、チームを活性化する

弊社ではここ数ヶ月において、実務未経験エンジニアを選考の対象として真剣に検討するようになりました。
ここにどんな狙いがあるかをお話したいと思います。

半年以上前は、率直に言って実務未経験エンジニアはほぼほぼ書類選考を通過させていませんでした。理由はおそらく他社と同じで、要約すると

* 教育コストがかかる
* 本当に開発力になるかどうかのリスクが大きい

といった二点に集約されると思います。

なぜここ数ヶ月においてこの方針を変えたかについては、いくつか理由があります。

外的要因

まずは、採用市場要因について列挙すると以下のようになるかと思います。

* エンジニア採用市場で中堅以上のエンジニアを見つけることが困難になった
* フルタイムで働かない業務委託・フリーランスが採用市場に増える中で、マネジメント層が潤沢でない弊社の場合、リソースをマネジメントする余裕がなく、そうしたエンジニアを採用しにくくなった
* 実務未経験エンジニアの一部の応募者のスキルレベルが明らかに上がってきた(歴の浅いジュニアエンジニアと大きな差がなくなってきた)

ただ、実務未経験エンジニアを積極的に採用し始めた背景は、そうした外部要因だけではありません。内発的な理由も大きくあります。

内的要因

弊社は過去、実務未経験エンジニアを積極的には採用していませんでしたが、採用はしてきていました。そしてここ最近において、それらのエンジニアの多くが半年もしくは一年という時間の経過の中で大きく成長し、弊社の開発の中核を担うようになってきております。

そして、そのことは単純にそれぞれのエンジニアが一開発力となった、というだけに留まらない意味、効果があったと考えています。

中途採用、実務未経験のエンジニアたちは、新卒とは異なり、言わばレースを「後方からスタート」しているという自覚を持って、それを克服しようとする傾向があります。そしてこの意欲、もしくは自身に対するプレッシャーは、明らかに周りによい影響をもたらしています。

彼らの「早く事業に貢献できるようになりたい」「他のエンジニアのスキルに追いつきたい」といった貪欲な姿勢は、組織内に伝播します。
また、成長したいと意欲する彼らを、周りのエンジニアはサポートしますが、サポートした成果がしっかりと成長となって返ってくることは、サポートする側にとっても大きな喜びとなります。

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そのような形で彼らは成長、やりがい、人と人とのつながりにおいて好循環を生む起点となります。

採用市場の外部要因もありますが、そうした内的な事情からも、今弊社では実務未経験エンジニアを本気で、積極的に採用しています。
当然ですが、この好循環をドライブさせてくださるハイスキルのエンジニアの方々も熱烈に募集しています。

社会に貢献したいというエンジニアの渇望に訴える

プロダクトや組織の良さは、いわゆる技術力の高い、低いに集約されるわけではありません。もし、プロダクトや組織の魅力がそこに集約されるとしたら、それはむしろプロダクトのコンセプトや組織のビジョンの弱さを露呈していると思われます。

プロダクトの開発は、他人の役に立ちたい、社会正義を実現したい、という渇望を実現する機会でもあります。

幸いにも弊社サービスCarelyは非常にわかりやすい形で社会的意義を発揮するサービスです。

* 働くひとの健康を向上させる
* メンタル不調者を社会から減らす
* 職場に健康的な好循環を作る

といった多くの人たちの願いを実現するサービスになっています。
実際、新規機能が追加されると、人事の方、産業医の方から、実に多くの、また大きな喜びの声が集まります。チャットによる健康相談では、相談に乗ってもらって様々な健康問題が解決したという従業員の方々からの喜びの声が集まります。

そうした喜びの声を聞きながら、開発をすることができることは、エンジニアにとってとても幸せなことです。その幸せは、単純に「スキルの高いエンジニアと一緒に働ける」とか「どの企業で働くよりも高い年収をもらえる」といった喜びとは全く次元の異なる、もっと本質的な喜びだと思われます。

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実際、自分も過去には、あまり社会的意義が感じられない開発をしたことがあり、その時は、自分の仕事について人に何か語ることはほとんどありませんでした。
それに比べると今、非常にわかりやすい形で社会正義に貢献できるCarelyの開発に関われることは、友人に対しても、家族に対しても、社会に対しても胸を張って誇ることができることであり、本当に幸せなことだと感じています。

そのように弊社で開発できることがエンジニアとしてだけでなく、人として大きな喜びを得られるという点を、応募者や潜在的な応募者たちに訴えていくことも、採用活動において非常に重要なことだと考えています。

技術に貢献したいエンジニアではなく、事業に貢献したいエンジニアを採用する

弊社開発の魅力が社会貢献性にあるとすれば、エンジニアはそこにおいて高い価値を発揮し、そこに好循環を作る責任を担うことになります。

そこでキーとなってくるのは、顧客の声を聞き、それに最適なソリューションを、テクノロジーで提供するという事になります。

「テクノロジーで提供する」という部分は、いわゆる技術、プログラミングや知識で実現できる部分ですが、「顧客の声を聞き」という部分は、それでは実現できない部分となります。

「顧客の声を聞く」というのは、顧客から直接聞く場合もあれば、顧客に接している他部署から間接的に聞く場合もあります。

ここでは高いコミュニケーション能力やユーザーのペインに対する共感能力が必要となります。

エンジニアの中には、「プログラムを書く」といった狭い意味でのエンジニアリングにしか興味がなく、顧客に価値を届ける上で重要な上記のような作業に低い関心しか示さないエンジニアもいます。

こうしたエンジニアが一般的に価値がない、とは考えませんが、弊社のようにいわゆる上流工程も含めて全員で進めていく組織では、価値を発揮しにくいのは間違いありません。

逆に言えば、弊社の開発の醍醐味は、「プログラムを書く」だけではなく、「顧客の声を聞く」ところから始まった包括的な開発ができるところにあります。

そういった事情から、選考の際は、狭い意味での技術で価値を発揮しようとするエンジニアではなく、顧客に価値を届けたい、事業に貢献したいという強い意欲を持っているエンジニアを採用するようにしています。

まとめ

以上、弊社がエンジニア採用の際に、重要と考えている点をご説明してみました。こうした戦略、方向性にご共感いただけるエンジニアの方々にぜひ応募いただきたいと考えています。

繰り返しになりますが、弊社開発チームで実現できるのは、狭い意味での技術的な自己実現ではありません。もっと広い意味での価値創出、もっとクリエイティブな意味での事業貢献、組織貢献です。

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エンジニアとして価値を発揮する喜び、成長があなたを待っています!

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また、健康管理になんらかの課題を抱えている企業の皆様にはぜひ弊社サービスCarelyの導入をご検討いただきたいと考えております。

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