高須賀式血糖道大全

2ヶ月ほど血糖値実験をアレコレ試した結果の集大成記事である。ほんのり論文っぽい感じでまとめたので、お楽しみください。


~はじめに~

ダイエットは健康に暮らしたい人にとって避けては通れない話題であるが、達成難易度が極めて高い事でも知られている。悩ましい点として
1.そもそも痩せない
2.痩せたとしてもリバンドする
3.何が正しいのかの科学的根拠が希薄
4.食事の楽しみを制限するのが苦痛
などの点があげられる。

そのような中、最近爆発的に流行したのが糖質制限ダイエットである。糖質制限ダイエットは
1.誰でも絶対開始直後は数キロ程やせる
2.糖質以外の食べ物なら何をどれだけ食べてもよい
という2点が革新的であり、その信者も多い。

しかし難点として
1.最初は痩せるのだが、そのあと停滞期が来る
2.便秘になりやすい
というデメリットがあげられる。

また、長期間の糖質制限は寿命がむしろ縮むというデータもあり(世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 津川友介を参照)、果たして糖質を食べる喜びを捨ててまでやる価値があるのかという疑問もある。

そこで本研究の筆頭著者である高須賀は”血糖値とインシュリンの関係”に着目し、糖質を食べても血糖値スパイクを引き起こさない食べ方や食後に運動による血糖値上昇を抑える効果を組み合わせる事で健康的かつ生活満足度の高い食習慣を形作れるのではないかという仮説を打ち立てた。


本論文はその集大成である。

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