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#読書感想文
読書録:精密への果てなき道 シリンダーからナノメートルEUVチップへ (サイモン・ウィンチェスター) 物語形式で、精密さの進化が社会を変えてきたことを説明する
技術書ではなく、精密さがなぜ必要とされ、それが社会をどう変えてきたかをストーリー形式で伝えてくれる面白い本。山形浩生さんにおススメされて読んだ。 たとえば火縄銃が発明されたばかりのヨーロッパでは、工作精度が低いため「互換品」というものが存在せず、引き金や火口といった火縄銃のそれぞれの部品は、現場合わせの一品物として作られていた。 そのころのあらゆる機会がそうで、図面などはあるが、規格品の互換品をあらかじめ多めに作っておくというのは考えたとしてそもそも成立しなかった...とい
イノベーションはいつも辺境から起こる。日本から世界は変えられる。「ミライをつくろう! VRで紡ぐバーチャル創世記」 GOROman著 西田宗千佳編集 #ミライをつくろう
この本はアメリカ製のVRデバイスにハマったGOROmanさんが、そのとき自分にできることをすべて(勝手に)つぎ込んでVRのソフトウェアを開発し、仲間達を巻き込んでコミュニティを盛り上げることでオキュラス・ジャパンの成立に繋げ、その後もVRの普及に邁進する様子がまとめられた書籍だ。 様々な読み方ができる本でもある。 ・エンジニアでもあり、これまで多くの会社を転職し、一時はFacebookにも所属しつつ、今では自分の会社XVIを経営しているGOROmanさんの立場から見える、会社