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90年代の音楽を知らないアナタへ その31 CREEP(94)/TLC 不倫は文化!?やられたら、やり返せの泥沼試合

セカンドアルバム「CRAZYSEXYCOOL」からの1STシングルとしてリリースされた「CREEP」は、(のろのろ動く)の意味のごとくチャートイン後はノロノロと、だが順調にチャート上昇へコマを進めて、見事ポップチャートでNO1を獲得した90年代を代表するミッドチューンだ。

歌の内容としては、彼氏の度重なる浮気にうんざりしている彼女が、「そっちがその気なら私だってこっそり浮気してやるわよ」と、彼の不貞を言い訳に自らも内緒で浮気するという告白歌。恋人同士がどちらも浮気をしているという、何気にエグくて、どうしようも無い内容になってる笑。

この歌が1位になったということは多くの、特に女性に共感されたこと、女性だって浮気されっぱなしではなく男と同じくらい遊びでセックスはするという宣言の歌でもあることから、ガールズパワー代表のTLCらしい人気の曲になっている。

シングルバージョンにはレフトアイのラップが入っていないのを当時残念に思ったのだが、実はレフトアイはこの歌のテーマを気に入ってなかったとか。男に浮気されたからといって女性も仕返しに浮気をするっていう曲のテーマに納得できなかったそう。彼女のラップが聞けるのはリミックスバージョンだが、そこではそんな簡単に浮気なんかすると、キケンなリスクが待ってるよという、かなりシリアスなメッセージに訴え変えている。流石だな。このラップが入った方がメッセージソングとしては確率されている気がした。

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