叫びとつぶやき
昨夜、早めにいびきをかいて寝始めた娘の睡眠を邪魔しないよう米を研いだりせずに就寝。やー、早く寝てくれると楽だー、などと思いながら横になったら娘がガタガタドタドタ起きてきて居間の電気も点けたり消したりで、居間の隣で寝ている私もどうしても目が覚めてしまいます。
なんだかんだで夜の2時。
「もういい加減に寝て」
声をかけると娘は部屋へ。そこでようやく私も眠れました。
しかし、目が覚めると6時。さすがに4時間睡眠はキツイ。トイレに行ってからまた寝て7時。目覚ましが鳴るまで寝て目覚ましが鳴ったらスヌーズでまた寝て。最終的に寝不足でも起床。厳しいです。
そういえば昨日の夜はご飯を研いでいなかったんだ。娘のためにご飯を研ぎます。しばらく吸水させてからスイッチを押そう。その間、自分のスープジャー弁当の仕込み。今日はオートミール粥にしました。お惣菜のアジフライ(半額)とバナナが朝食。眠い。
娘は喋っていますが起きてこないのでクスリだけ用意しておきます。バナナもテーブルにセット。冷蔵庫にはキムチとアジフライとプリン。ご飯はもうすぐ炊けますが、私が出てすぐに起きてきたらまだ炊けていないかもしれません。あと、メモを残しておかないと炊飯器のご飯に気が付かないかもしれません。そんなことがあるのかと思うようなことがあります。なんだろうなあ、なんとなく「ご飯炊けてるかな〜」みたいな行動は、「炊飯器を確認する」という行為を思いつかないと実行されません。調子が悪い時は自発的な行動というのができなくなります。ややそんな気配。
出勤。予定が確定したので一気に作業を進めたりなんだり。ややトラブルになりそうな件は未然に防ぐ方向で。え、今日、会議なんですか。会議は木曜日だとばかり思い込んでたんでノーパソ持ってきてないっすよ。これ資料絶対間に合わないよね。あー、とりあえず間に合うところまででいいか。会議の後、本日の作業もなんとかクリア。
黄砂のせいでしょうか、もうとにかく調子が悪いです。頭痛肩こりめまいに吐き気。具合が悪いのフルセット。クスリを飲んでも落ち着きませんね。花粉より黄砂のほうがダメっぽいです。
退勤。まっすぐ帰宅。
昨日はグラスが9個置いてあったキッチン、今日はなにもないよ。ひょっとして。
冷蔵庫の中のアジフライとキムチはそのまま、炊飯器のご飯も手つかずでした。え、何も食ってないの? いや、プリンは食べていました。ていうか、それだけか。
娘は部屋ではなく和室のベッドで横になってカッと目を見開いたままぶつぶつと喋っていました。
「ただいま」
声をかけましたが反応はありません。虚ろな視線の先に顔を持っていくと薄い反応。
「ただいま」
「あっち行って」
あっちに行くのはおまえだー、と思いますが、それはそれ。
「なんか食べる?」
返事はありません。今日はダメっぽいです。
しばらくそのままにしていたら起きてきました。
「なんか食べる?」
返事はしませんがテーブルに着きます。なんか食べるんだな。
「今用意するから待ってて」
玉子丼、アジフライ、キムチ。玉子丼は味見をしなかったので心配ですが娘は味を気にしないので大丈夫かもしれません。
ガッツガツ食ってます。お腹は空いていたんだな。
「玉子丼、味どう?」
「美味しいよ」
娘に味を聞いて細かい返事が返ってくることはありません。そもそも味がついていなくても「美味しいよ」と機械的に返事を返してくるだけなのです。なんというか、本当に。
「お味噌汁忘れた。今から用意するね」
間に合いませんでした。全部食べ終えてから味噌汁だけ飲む娘。ワカメを一枚一枚箸でつまんで口に運びます。かなりだめな状態です。
食後、部屋に戻った娘は聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で喋り続けています。ダメっぽいです。
クスリの時間になったので声をかけましたが出てきません。出てきました。クスリを飲んで部屋に戻って、すぐに叫びだしました。今日は疲れているのか、一度叫ぶとしばらく小さな声になります。喋りが途切れることはありません。ノンストップ。そしてしばらくしたらまた絶叫。ぶつぶつ。絶叫。ぶつぶつ。絶叫。ぶつぶつ。絶叫。ぶつぶつ。絶叫。ぶつぶつ。
これ、こっちもおかしくなっちゃうよなあ。
2時間近くですかね、絶叫とつぶやきを繰り返す娘に最終的に耐えられなくなった私が「もういい加減に叫ぶのやめて」と声をかけました。返事はありません。すぐにまたつぶやき。そして絶叫。
全然ダメじゃん。
そこからさらに30分ほど。
娘が出てきました。
笑ってるよ。というか微笑み?
「なんでうっすら幸せそうなの?」
もちろん返事はありません。なんだろうなあ、コミュニケーションが一切成立していない状態。でもまあ叫んでるのよりはいいんだろうな。
そのあと、娘がさらに笑顔になれるようウンコの話などしてみました。ウンコの話は嬉しそうなんだよなあ。まあ、どうでもいいか。
いただいたサポートは娘との暮らしに使わせていただきます。ありがとうございます。