❨535❩1973.2.17.土.晴／チェリスト上田さんの屋外演奏会へ行く／ボゴタ:コロンビア(Bogota:Columbia)

二通の手紙を書く(先生と卒業生へ)。

五時、パルケ・ナショナルへ。
上田さんとは偶然知り合ったわけだが、彼はチェリストで、そのオーケストラの屋外演奏会へ行く。

中心の美れいな公園の中で、300人位来ていた。
俺には初めての生演奏で、音の迫力に感動した。
その後、6人でお茶を飲んだ。

チェリスト上田真二さんの演奏会を聴きに行く

晩飯にスブタを作る。ちょっと失敗だったナ。

ボコタには、大学の近くに三軒安いレストランがあり、よく出かける。

スープ・肉・めし・サラダ・マカロニの盛り合わせ・ジュース・果物
これだけで75円。味もなかなかいいのだ。

そして、例の如く、また上田さんアパートへ移り、5人でポーカー。
十時より四時半までの長時間、多いに勝った(100ペソ以上)。これで通算100ペソ近い勝ちとなった。だが、今金のない人達だけに、戻って来るだろうか？
賭けとは、自分の心理と他人の心理を探る為に、少なからずもプラスになる様な気がする。負けながら、勝ちながら、自分をコントロールする事を忘れては、敗北に終わってしまう。
今夜は、その点俺はよく、自分も他人も見ていたと思う。しかし、他人の心理を確実に当てる事は、一年や二年の経験だけでは、不可能に近いと思った。