❨521❩1973.2.3.土.晴／日記3冊目終了／Bogota:Columbia

11時に起きる。
ラファエルの妹さんのカフェテリアへ行き、オムライスを作ってやり食わせる。いい味に出来た。

夜も、買物から料理(タマゴ・サンド)まで、三人分、全部俺が作ってやる。
夜、ラファエルの家へ行く。

記 コロンビア・ボゴタ

この旅に出、三冊目の日記も終わった。 
これまでにない、波乱に富んだ記録が残った。
そして、ここでも1日残らず毎日を書き留めてきたことに、内容の貧富に関わらず満足する。
日記を付ける事を、自分自身を反省する意味でも、その日その日のけじめをつけるという点に於いても、多少有益であると思う。
何よりも、横文字ばかりの世界にいて、字の練習の為の、たった一つの時であり、場所である。多くの日が・・・
俺の二十四才の記録。その日その時が、二度とかえらぬものであり、貴重な生活である。その日々を少しでも有効にこの先の役に立つ様なものにする為にも、日記は書き続ける。

つづる字に 未来の光 輝けり

一九七三年 二月 四日(日)
コロンビア ボゴタ