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個性とは、「分人の構成比率」なだけです。『私とは何か 「個人」から「分人」へ』

『私とは何か 「個人」から「分人」へ』は、対人関係の取り方と本当の自分を知るためのビジネス書です。
「たった一つの本当の自分など存在しない」「コミュニケーション:他者との共同作業である」「ただ人格同士がリンクされネットワーク化されているだけである」など、分人という概念を教えてくれます。
特に「分人:対人関係ごとの様々な自分のこと」は、相手によって違う自分を見せることの正体を教えてくれます。
本当の自分は存在せず、「個性:分人の構成比率」で決まるだけです。
他人と一切関わらない人生を送ってしまうと、のっぺりとした平面的な単純すぎる人間が出来上がるので注意が必要です。
無個性であることを悩むなら、他人と関わる努力をしましょう。

「人格:反復を通じて形成される一種のパターンである」「悪循環から抜け出す:分人の構成比率を変える/つきあう人間を変える」「自分は、分人の集合体として存在している」などを通して、つきあう人間の質が自分の人生の質を決めることを伝えてくれます。
特に「愛:その人といるときの自分の分人が好きという状態」は、愛の概念を教えてくれます。
「愛:関係の継続性が重視される概念」とあるように、「日常的に続いていく強固な結びつき」です。
愛を知らない前山のようなサラリーマンは、一度自分の分人を愛してみましょう。

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