自分の言葉を発信する場所
リアルでもSNS上でも疲れている人は多い気がする。
そんなことを感じていた時、国連持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)が毎年発行する「世界幸福度報告書」にて発表された幸福度ランキングが目に入りました。
2020年の調査で、日本人の幸福度は世界156の国と地域のうち62位なんですって。
こちらの記事は調査データをもとに解説されている記事です。
この記事のなかで、
日本の評価を要素別に見てみると、健康寿命やGDPといった客観的な要素に対する評価が比較的高い一方で、人生における選択の自由度や寛容さに対する評価が低いことが分かります。
引用元:1位フィンランド、日本は62位 | 世界幸福度ランキング2020
と言われています。このようなことから思うのは、人が感じる幸せや幸福というのは他人との比較によって成り立つのかなということ。
引用文の中にある「人生における選択の自由や寛容さに対する評価が低い」という、この言葉だけ見れば違和感が。だって、日本のような豊かな国は選択の自由はめちゃくちゃあるはずです。
それにも関わらず低いのは、他人と比較しているから幸福度の低さがあるのかなと思います。自分や自分の身の回りを見る限りですが。
その原因として考えられるのは「人の目」「世間体」を気にしすぎる習慣にあると思うのです。その結果、発言を抑制するようになっている。
何でもかんでも言いたいことを言えばいいというものでもありませんが、かといって意味もなく我慢するのもどうかなって。
ジャニーズの元アイドルグループSMAPの曲「世界に一つだけの花」、そのなかのフレーズで
ナンバーワンじゃなくてい良い、もともと特別なオンリーワン
という部分に、心救われた人は少なからずいたのではないでしょうか。当時、仲の良かった友だちが実際にこの曲を聴いて元気になったと言っていたことがあります。19歳ぐらいの時の自分は、そのことに対して何の関心も持てませんでしたが、今だったら共感できます。
ビジネスの世界だと生ぬるいことは言っていられませんし、競争が大事なのも分かります。でも全部が全部、我慢しなくてもいいと思う。
SNSとかでも、ナンバーワンじゃないオンリーワンが集うフラットなコミュニケーションになればいいのになと。比較しない優しいコミュニケーション、みんな違っていて当然、上も下もない、むしろ違うから面白い…!っていう。
でもやりたくても中々できないのが現状なのかもしれない。声を出せばその発言が人を傷つけてしまわないか、何か悪いことになったら嫌だって考えが働き、積極的に話にいけなくなっている。
失敗すればレッテルを貼られる気がするし、一度できた人間関係はすぐに変えられない気にもなる。もっと、ご近所付き合いができるぐらいに話せるようなフランクさで人と接する場所が必要だと思う。
僕にとっては、そういった場所がこのnoteです。
noteで発信している内容は、普段の会話でも話していないような自分の想いをつらつらと書いています。
だからこそ本音というか、本当に思っていることばかりなんですよね。この日記のような僕のエッセイを読んで、共感したり、興味を持ったりしてくれた人とはきっと何かの共通項があるはず。
そんな人とはきっと仲良くなれる。こういったプラットフォームの良いところは相手の全部をしらなくても、共通項の部分のみで繋がれることにあると思います。
だから自分ごとの発信を続けるのは、自分とコミュニケーションを楽しく取れる人を探すという意味でも、やり続ける価値がある。
noteや自分のブログなど、オンラインには自分だけの発信する場所を作ることができます。発信を続けることが自分自身への救いになる人もいるんじゃないかなと思う。
だからせめて自分で作った場所では我慢せずに、世間の目なんて気にせずに、自分の想いが吐き出せる場所を作っていくといい。人間臭さ、情緒は、届く人にだけ届けばいいと思っていっぱい吐き出せばいい。
そうすることで同じように悩みを抱えている人とも繋がれるし、応援してくれる人も現れるし、自分を助けてくれるような人との出会いだってある。
だから、noteとか、ブログとか、お金儲けとは関係無く、自分の言葉をありのままに語れる場所を持とう。
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