(いまさらですが) 筑前助広さんについて
わたしの盟友(と勝手に思っている)同期生たちのことを書いていました。
https://note.com/takashi_hayakawa/n/n9ad8e2cf3fae
今回は、触れぬわけにはいかぬ、筑前助広さんについて書きましょう。
(トップの画像を眺めて)なんだろう、漂うこの重鎮感・・・ちな、私より17歳ほど年下なんですがw
ここ最近ものすごい大活躍ですよね・・・!!! (・Д・)
あたしとほぼ同時デビュー(正確には1ヶ月だけ筑前さんが早い)のはずなのに、なんか、ずいぶんと遠くに行ってしまわれた(泣
しかし彼は、もう小説を書き始めてン10年にもなる、書き手としての大先輩なんです。
ネットの投稿サイトを戦場に、そこでは決してメインストリームとはいえない本格時代小説をコツコツと書き続けてきました。腕前もさることながら、これは、かなりの決意と自信とメンタルが必要な、茨の道です。
そんな血のにじむような努力を続け、「無冠の帝王」として何度もネットの小説賞に入賞し、しかし大賞は獲れず、どさくさに紛れて出てきた私のようなポッと出と並んで、最後にやっと掴んだプロデビューの機会。
そして、第11回日本歴史時代作家協会賞の、文庫書き下ろし新人賞部門を受賞。これは決して一般的に広く認知されている文学賞ではありませんが、業界内に大きな影響力を持っている賞です。
https://note.com/takashi_hayakawa/n/ncf094ff06896
そして彼はこのチャンスを活かし、時代小説の新たな書き手としてあちこちの出版社さんに認知され、いま次々と作品を出し続けています。
『谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末』
(アルファポリス)
『颯の太刀』
(KADOKAWA)
『谷中の用心棒 萩尾大楽 外道宿決斗始末』
(アルファポリス)
さらに、先ほど本人からのツィート。
さてさて・・・新シリーズということですが、次はどこの出版社さんから出るのやら。
もう、売れっ子、と呼んでも差し支えないでしょう!
いや、決して文芸界の本流から出た訳ではない彼が、少しまわり道をして、その実力と努力に見合うだけのものをいま得ているということなのかも。
われわれネット出身の作家にとっても、たいへん励みになる、とても喜ばしい快進撃です。
今後とも筑前さんに力強く道を切り拓いてもらって、そして、後続の私たちは安楽にそのあとに続き・・・おっと、おまえも努力せいよ、という話ですね、すいませんw
ちなみに青年剣士の成長物語、『颯の太刀』は、すでに大重版がかかっているそうです!
筑前作品の特徴は、期待を裏切らない頑としたクオリティ。
最新作「外道宿決斗始末」でも、わずかな改変設定を施したキューシュッパ(私の勝手な造語)を舞台に、独自の血飛沫飛びまくるワイルドフロンティアを描き切りました。しかし・・・末尾は完全に次作につながるクリフハンガーです(笑
あの闇の世界は、今後も続いていきます。しかしそれになぜか深い安堵と愛着を感じてしまうのは、私だけではないのかもしれません!
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