たかさらと旅する世界遺産
こんばんは!
今日は記念すべき「たかさらと旅する世界遺産」(という名前を勝手に付けてみました笑)第1回目!!ということで
日本ではどれが世界遺産なの?
どうして世界遺産に登録されない遺産もあるの?
国宝や重要文化財との違いは?
ん?まず世界遺産ってなんなんだ???
という基本的なところがわからない方も多いのではないでしょうか!
今回は、そもそも世界遺産とはなんなのかを簡単にお話したいと思います!
世界遺産とは
世界遺産とは、ズバリ!地球の品位を守るものです。
地球が誕生してから今日に至るまで、地球上ではいろんなことが起きました。
46億年かけて自然環境が生まれ、さらに生命が宿りやがて生物が人類になり、言葉を発するようになり、協力して生活をしたり、文化や文明を作り上げ、時に争いが起きたり、思いもよらぬ災害が起きたり...。地球には数えきれないほど様々な歴史があります。
遺産を守ることで後世に伝えていく。
私たちが生まれるずっと前からある遺産が今現代になかったら、地球には何が残っていてどんな生活だったのだろう。
遺産があることで「こういう建物を昔の人は作ったんだ!ならもっとこうした方が住みやすいのでは?」と、どんどん生活レベルが上がっていきました。
最初はロープで上まで上がったり、木を使ってハシゴを作り生活していたものが、土や石などで階段を作るようになり、今現在はエスカレーターやエレベーターができて、どんどん進化し続けています。
遺産があることで「同じ過ち」を繰り返さないよう記憶にとどめておける。
日本でいうと、広島にある原爆ドームがその遺産の1つです。(世界遺産用語では負の遺産と呼びます)
原爆ドームがもしも解体されていたら、戦争というものが今私たちが感じているよりはるかに遠い出来事だったのかもしれません。
遺産を通して世界の歴史を知ることで地球を守ることができるのです!
世界遺産は人類共通の宝物とも呼ばれています(^^)
世界遺産に登録されるには①
世界遺産を守るにあたって、世界遺産条約という国際条約があります。今現在193ヶ国がこの条約に加盟しています。
(ちなみに日本は独自の文化財を守る体制が整っていた為、参加が遅かったそうです。)
その世界遺産条約の中の世界遺産リストに記載された顕著な普遍的価値の評価基準で、登録が決まります。
-「顕著な普遍的な価値」とは-
国家や文化、民族、宗教、性別という枠組みを越え、人類全体にとって現在だけでなく将来にも共通した重要性を持つ。
(引用 : https://www.isan-no-sekai.jp/column/764
顕著な普遍的価値...。
ちょっと難しい感じがしますが、
簡単に言うと「ただ美しいから」とか「有名だから」という理由では世界遺産に登録されないのです。
歴史があって、文化があって、現在に繋がるルーツがあるから登録されるのです!
日本にある遺産で例えるならば、奈良県にある、法隆寺地域の仏教建造物群がわかりやすいかなと思います。
法隆寺地域の仏教建造物群がどうして世界遺産になったのか...そこには様々な理由があります。
①世界最古の木造建築物がある(五重塔)
②日本最後の仏教建造物であり、日本の文化を理解する上で重要な遺産である
③当時(7-8世紀頃[おおまかにいうと聖徳太子の時代])にして装飾デザインなど芸術性の高さを感じられる遺産である。
④6世紀以前の中国建築と共通する特色が見られ、また8世紀に築かれた建造物は唐の影響がうかがえることから建築上の文化交流があったことを伝える遺産である。
なんとーーー!ただのお寺ではないんです〜!こんなにも理由があるんです〜!深イイ〜!!
いやあ〜中学校の修学旅行で行った時はただのお寺だと思っていましたよ( ˙-˙ )(笑)
その時から知ってたらもっと楽しかっただろうな〜、なんて。(笑)
世界遺産に登録されるには②
そして、世界遺産に登録するには暫定リスト(簡単に言うとプレゼンテーションをするためのリスト)を作って提出しなければなりませんし、
真正性(この遺産は本当に文化や伝統を継承しているのか)や完全性(長期保護するための環境や法律などの体制が整っているか)を認めてもらわなければなりません。
意外と、世界遺産の道のりは長いのです...。
そして世界遺産には自然遺産と文化遺産の2つに分かれます。
自然遺産は知床や屋久島など自然と歴史が結びつけられるものです。
文化遺産は法隆寺や姫路城など、日本では主に寺社などが文化遺産となります。
自然と文化を兼ねそろえた複合遺産というのもあります!(めっちゃレア!!)ちなみに、日本にはありません...TT
そして自然遺産と文化遺産では登録するまでの流れも、調査する機関も変わってくるし本当に長い道のりなのです...!
これからの遺産
世界遺産になっていないけど有名なものってたくさんありますよね。
世界遺産は文化や歴史と結びつかないと登録されない独特で高い水準があるのに対し、
国宝は、歴史や文化に関係なく他に類を見ない極めて美しいものや価値が高いものを指します。
重要文化財は歴史的・学術的に重要かどうかが基準で世界遺産と少し似ていますが日本政府が指定という点が違います。
私は世界遺産と国宝や重要文化財は全く別物だと思います!
国宝や重要文化財は彫刻や美術も含まれますしね(^^)
昨年、水戸にある偕楽園に行った時こんなに美しい空間が世界遺産ではないの!?と思いましたが、ああそうだ、比べるものではないと気付きました。そもそもの基準が違いますからね!
みんな違ってみんないい、ですね!
基本的に新しい建物は世界を見てもあまり登録されていません。時間が経つとともに価値のあるものになっていくのではないかと思います。新しいものより時間が経つと価値が高くなるものって多いですよね〜。ワインとかもそうですよねー!
もしかしたらスカイツリーが世界遺産に登録される日がくるかも!?地震や災害に耐えて何百年と経っていたら日本の建築技術の歴史と繋がり登録されるかもしれません(^^)
たかさらと旅する世界遺産いかがでしたか!
わかりやすく伝えられたかな?ドキドキ( ; ; )
少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです!
感想お待ちしています!
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