フランスが誇る世界一華やかな王宮・ヴェルサイユ宮殿
世界的に有名な「ヴェルサイユ宮殿」。宮殿といえばヴェルサイユ宮殿が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
名前は聞いたことあるけど、どんな歴史があってどんな宮殿なのか、知っていますか?
今日は世界遺産に登録されている「ヴェルサイユ宮殿と庭園」の魅力をお伝えします!
ヴェルサイユ宮殿の歴史
画像引用:RETRIPhttps://rtrp.jp/articles/45802/
フランス・パリから南西20キロ離れた場所にある「ヴェルサイユ宮殿」は、元々ルイ13世が狩猟用に作った邸宅に、ルイ14世が王宮としての建造を命じ、このように壮大な建物となりました。
【ルイ14世】幼少で王位につき,フランスをヨーロッパ一の陸軍国とした。また官僚制を強化して中央集権的絶対主義国家の形成に成功。その威光は全ヨーロッパに輝いて〈太陽王〉と呼ばれ,絶対君主の典型とされた。
引用:コトバンク
まさにフランス絶対王政の最盛期を表す建物!
1682年にほぼ完成されましたが、その後増改築が繰り返され、すべての工事が完成したのは19世紀に入ってからだと言われています。
もともとヴェルサイユは狩猟小屋があるだけの小さな村でした。ルイ14世はその小さな村に惹かれ、当時のフランス三大芸術家であるルイ・ル・ヴォー、シャルル・ル・ブラン、アンドレ・ル・ノートルに宮殿の設計をさせました。(後に宮殿と庭園の設計はジュール・アルドゥアン・マンサールが引き継ぎました。)
横文字多い!(´;ω;`)笑
高い芸術性を持ったヴェルサイユ宮殿は三代芸術家それぞれの最高傑作と言われています!
そして、ヴェルサイユ宮殿もまた、バロック様式の最高傑作と言われています!
【バロック様式】カトリック反宗教改革や大航海時代のエネルギー溢れる情熱的な様式。過剰な装飾や凹凸の強調が特徴。絶対王政の貴族が好んで用いた。
ルイ14世の死後はルイ15世、ルイ16世に引き継がれましたが、ヴェルサイユ宮殿の贅沢な暮らしは国家財政の破たんに繋がり、フランス革命勃発の一因となってしまいました。
王宮・王墓あるある「破たん」(笑)
この建物がきっかけでフランス革命につながるとは…知りませんでした。
鏡の間
画像引用:タビナカマガジン https://tabinaka.co.jp/magazine/articles/29617
ヴェルサイユ宮殿のなかでもひときわ目を引くのが「鏡の間」。
アーチ型の17の窓ガラスと壁面には窓ガラスと同じ17のアーチ型の鏡が埋め込まれています。そして天井にはルイ14世の業績を称える壁画が!
窓ガラスから差し込む光が鏡によって増幅され、豪華絢爛な空間が広がります!
非日常的な美しすぎる空間~!
鏡の間は王の部屋に通じていたため、毎朝礼拝堂に赴く国王を一目見ようと、宮廷人たちが集まっていたんだとか。日中・夜は、祝宴や仮面舞踏会などの会場としても利用され、舞踏会の時などは、シャンデリアと3000本ものろうそくが灯されていたそうです。
まさに貴族の空間ですね!こんなところに住んでいたら落ち着かないだろうなあ(笑)
そいえば現実でシャンデリアとか暫く見ていないような…(笑)
そして存在感のあるシャンデリアは当時、天井画を見る際邪魔となるので必要に応じ頻繁に取り外していたそうです。
わー!!めんどい作業!なんのためにつけてるの!(笑)
これぞ、贅沢!!(笑)
ヴェルサイユ条約がこの部屋で結ばれたことでも有名ですね!
庭園
画像引用:タビナカマガジン https://tabinaka.co.jp/magazine/articles/29617
幾何学模様が美しい庭園は、天才造園家と呼ばれたアンドレ・ル・ノートルが担当しました。
フランス式庭園の典型と呼ばれる庭園で、ヨーロッパ各国に影響を与えました。
【フランス式庭園】王室のために生み出された様式。宮殿から眺めることを前提に設計されている。人口的な美が表現されている。
ルイ14世は「王宮は国民のもの」という考えのもと、当時から庭園を一般公開して王の偉大さをみせつけていました。そして、世界初の「王の庭園鑑賞法」というガイドブックをつくり、庭園の見方や順路を教えていました。
ルイ14世は宮殿の建設中、毎日のように工事現場を見て回り、不十分な所や気に入らない箇所は直接指示を与えて、細部まで直させるほど力を入れていたといいます。
細部までこだわったからこそ、ガイドブック(鑑賞法)が出来上がったんでしょうね!
私もガイドブックにそって鑑賞するの、好きです。滅多に行けない場所なら尚更、1番最高の鑑賞方法で見たい!
庭園内にはグラン・トリアノンとプチ・トリアノンという離宮が2つあり、プチ・トリアノンはマリー・アントワネットに与えられました。近くに農家と農園をつくり独自の生活スタイルを楽しんだと言われています。
画像引用:地球の歩き方https://news.arukikata.co.jp/column/travel-info/Europe/France/VERSAILLES/146_155181_1570088054.html
こちらの写真はプチ・トリアノン。可愛い~!小さいとき憧れる、まさにプリンセスの部屋!
さいごに
宮殿内にはカフェもあり、優雅な雰囲気でおいしい軽食や紅茶を楽しめるそうです!
オシャレなワンピースを着てヴェルサイユ宮殿で紅茶を嗜みたいな〜なんて思ったり。ふふふ。
なんと!ヴェルサイユ宮殿内にはホテルもあるそうなんです!一泊1700ユーロ(約22万8000円)で泊まることができるそうですよ。
貴族の気分を味わえますね!
#これであなたもマリーアントワネット
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