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遺跡巡りが楽しい!〜古都アユタヤの歴史地区〜

気づけば11月。お久しぶりの世界遺産記事となりました。

これまでご紹介してきた記事を読み返してみましたが、地域によって偏りがあったので...。
今回はまだ紹介したことない国の世界遺産をご紹介してきます!

今回はタイ!!🇹🇭コップンカー!!🙏

最近では日本でもタイドラマが流行っていたり、タイ料理のお店を街中で見かける機会も増えた気がします。
...いやどうなんだろ。私が最近タイ料理好きだからかもしれませんな!!これがカラーバス効果なのか...?笑

タイには「一度は訪れたい世界遺産ランキング」でも毎回上位になるほど有名な遺跡群があります!
それが『アユタヤと周辺の歴史地区』です!
(※世界遺産登録名称)


古都アユタヤの歴史

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画像引用:TABIPPO https://tabippo.net/ayutthaya/

「アユタヤと周辺の歴史地区」はタイの首都・バンコクから北へ70km、車で2時間くらい離れた場所にあります。

14世紀頃から約400年余り続いた「アユタヤ王朝」の首都として栄えた歴史ある遺跡群です。


アユタヤ王朝は現在のタイに位置し、海に面している地域でもあり、3つの河川の合流地点でもあることから交易で栄え、商業都市として繁栄しました。

当時の推定人口は19万人と、国際都市だったそうです!
外国人の居留地もあり、そこには朱印船貿易の相手だった日本人の街もありました。1500人以上の日本人が居住していたんだとか!

この頃はコロンブスやバスコ・ダ・ガマ、マゼランなど世界的に大航海時代と呼ばれるほど貿易国・貿易王朝は栄華を誇りました。アユタヤも交易で栄えた王朝のひとつ。

海つよ~~!!
海って広い〜!!繋がっている〜!!
日本も海洋国ですね。ちなみにこの頃の日本の歴史はザビエルが来航した時代あたりです。


そんな栄華を誇るアユタヤ王朝でしたが、18世紀に入ると度重なるビルマの侵攻によってアユタヤ王朝は衰退してしまいます。

ビルマ…ミャンマー連邦共和国の旧国名。

アユタヤには多くの寺院や黄金に光り輝く仏塔、荘厳な王宮が建設されましたが、そのほとんどがビルマ軍が侵略したことで破壊されました。

現在でもビルマ軍侵攻の歴史を物語る遺跡が数多くあり、アユタヤの栄華だけでなく、侵攻の歴史も感じられる遺跡群となっています。

また、アユタヤ独自の建物も魅力のひとつ!
チェディと呼ばれるインドのストゥーパ(塔)に由来する仏塔や、プラ・プラーン様式と呼ばれる砲弾状の高い塔堂などアユタヤ独自の様式が多くの遺跡からうかがえます。

ここからはアユタヤ遺跡群を詳しくご紹介していきます!


ワット・マハタート

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画像引用:willavel https://media.pandabus.com/thailand/ayutthaya/2957/

木の根から顔が神秘的でもありちょっと怖くもある「ワット・マハタート」は13世紀頃につくられた重要な遺産です。

2代目ラーメスアン王が建てたという説と、3代目ボロムラーチャー1世が建てたという2つの説があります。

色んな記事を読むと、3代目のボロムラーチャー1世が建てたという記事が多かったです!
今後解明されていくのでしょうか…気になる。

なぜ、木の根から顔が出ているのか。
実はもともと仏頭は44mの高さがあったとされています。
しかし、ビルマ軍によって仏像の頭や胴体を破壊されてしまいました。
勝利の証として、破壊した仏頭や胴体はビルマ軍が国に持ち帰ったと言われていますが、いくつか置き忘れたのものが長い年月をかけて現在のような木の根と融合したカタチになったとされています。

なんだか木の根から顔...。自然の仏様みたい。ジブリにありそうなシーン!な感じがするのは私だけかしら!!笑


ワット・ロカヤスター

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画像引用:willavel https://media.pandabus.com/thailand/ayutthaya/2957/

「ワット・ロカヤスター」は全長28m、高さ5mの寝釈迦仏。
とっても大きい〜!現地で見ると写真よりももっと迫力ありそうですよね!

こちらもビルマ軍の侵攻により破壊されてしまいました。当時は寺院もあったそうですが、寝釈迦仏のみ1956年に復元され現在のようなカタチになりました。

こちらはパワースポットとしても人気なんだそうです!
大きな寝釈迦仏の前に小さな寝釈迦仏があり、金箔を自分の良くなりたい部分や、身体の悪い部位に貼ることで願いが叶うとされているんだとか。

お腹の調子が悪ければお腹へ、頭が良くなりたければ頭へ金箔をつける感じ。

観光客の方の影響で、大きな寝釈迦仏に比べると小さな寝釈迦仏は黄金に光っています!笑

画像引用 : タイNavi https://thailand-navi.com/wat-lokaya-suttha

寝釈迦仏のこのポーズって私の中でテレビ見る時のダラダラポーズってイメージが強いんですが、皆さんはどうでしょうか…!
このポーズでポテチなんか食べたりすると最初は幸せなんだけどだんだん罪悪感でいっぱいになる…。

でも仏様がこのポーズしてるなら別にいいか!なんて思っちゃった〜!アヒャヒャ!


ワット・プラシーサンペット

画像引用 : amazing THAILAND 
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-pra-srisanpet/


「ワット・プラシーサンペット」はアユタヤ王宮内にあった寺院で、アユタヤ王朝の歴史の中で最も重要な遺跡とされています。

仏塔にはアユタヤ王朝を守ってきた3人の王子の遺骨が納められたとされていて、当時の歴史を感じられる遺跡です。

こちらもビルマ軍により破壊されてしまいましたが、他の遺跡と比べると被害が少なく、当時の面影がしっかりと残っているのが特徴的です。

現在は寺院の機能はなく、仏教施設の遺跡として残されています。


ワット・チャイワッタナーラーム

画像引用 : amazing THAILAND 
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-chai-wattanaram/

「ワット・チャイワッタナーラーム」は24代目の王であるプラサートトーンが亡くなった母を偲んで建てた寺院。

ビルマ軍に侵攻されるまでは、王の法事を執り行う場所として使われていました。

建物がアンコール・ワットに似ていることでも有名です。

アユタヤで最も美しい遺跡とされていて、中でも有名なのがライトアップ!

画像引用 : タイNavi https://thailand-navi.com/wat-chai-wattanaram

19時〜21時の間にライトアップされ、幻想的な空間となっています!なんだか某テーマパークみたいな感じ!美しいです!これは肉眼で見てみたいな〜!!


まとめ

今回は「アユタヤと周辺の歴史地区」をご紹介しました!

ちなみに…。今回ご紹介した遺跡は全て「ワット〜」からはじまります。
ワットはタイ語で寺院を意味するんです!

カンボジアにある有名なアンコール・ワットなんかもそう!
旅行で遺跡をまわるときはワットが付いてたら寺院と覚えて置くと豆知識で楽しめると思います!

タイは歴史を感じられる観光スポットの他にも自然がたくさん!


#タイブームまだまだ日本に来る予感

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