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2015年夏、ヘルシンキ 北欧デザインはフィンランドがデザインし、スウェーデンがつくり、デンマークが売り、ノルウェーが買う

ロンドン経由、ストックホルムに到着したのは深夜。
ストックホルムは20年ぶり、4回目です。商社勤務時代に提携していたデザイン事務所がスウェーデンにあり、何度か打ち合わせに通った、思い出の地です。

ヘルシンキ弾丸ツアー

ストックホルムに着いたばかりですが …今回の北欧インスピレーショントリップにあたって事前に読んだ何冊かの本の中に 北欧デザインは「フィンランドがデザインし、スウェーデンがつくり、デンマークが売り、ノルウェーが買う」というフレーズが琴線に触れたのでその順番に回ってみたくなりました。と言うことで、早速、ストックホルム到着の翌朝、ストックホルム⇔ヘルシンキ日帰り旅行を強行することにしました。(笑)

ヴァンター空港は未来型空港

ストックホルムのブロンマ空港から1時間でヘルシンキのヴァンター空港へ 到着時の印象は「未来都市」に来たという感じです。

空港から列車でヘルシンキ中央駅へ 

ストックホルムは以前から英語で不自由のない都市という印象でしたが…隣国のヘルシンキは商業施設以外、駅やバスの交通機関などで英語が思いのほか通じないのにちょっと戸惑いましたが・・・無事に第一の目的地 Kiasmaへ

ヘルシンキ現代美術館 Kiasma

欧州を代表する、現代美術の期間限定展を観たり、北欧デザインのちょっと気の利いたお土産物を買うには、百貨店やお土産物売り場よりも、ここの一階の売店が最適です。

老舗百貨店STOCKMANN、 大衆ショッピングセンターFORUM

ヘルシンキで百貨店と言えば、STOCKMANN 一通りの北欧ブランドから、欧州系グローバルブランドの品揃え。上質な衣・食・住が揃います。ソフィスティケイテッドされたデザインを一望するには、やはり、百貨店が一番です。当地の文化や関心を知るのに、書籍売り場を見るのも欠かせません。
そして、欧州のチェーンストア系ブランドが集積しているのは、そのすぐ目の前のショッピングセンターFORUMです。

メインストリートのH&MとZARA 

百貨店STOCKMANNの裏手、Aleksanterinkatu通りにはH&MとZARAの旗艦店があります。

世界統一マーチャンダイジングを基本とするグローバルチェーンが世界の中でも、最も北にある都市のひとつ、ヘルシンキでいったい、どんな品揃えをしているのかに興味をもって覗きました。
ファッション系のグローバルチェーンの勝ち組は、基本的には北半球は本部デザイナーによる、世界統一マーチャンダイジング。ローカライズは各国担当がその中からどの部分を切り出すか?を考えるのが一般的です。
各国ごとに品ぞろえを考えるマーチャンダイジングチームがいて、それぞれが別々にもの作りをしていたら本部経費が掛かりすぎて、あまり利益が残りませんから。

両者とも、ヘルシンキのお店では、品ぞろえはロンドンや東京に比べて、ベーシックが多く、色で言えば黒が目立ち、8月と言っても、朝晩が肌寒い当地では、すでに冬のアウターも目立ちました。

H&Mグループの上質ブランドCOS(コス)、さすが北欧での人気は高いです。まとめ買いする女性を多く見かけました。

マリメッコ本社&アウトレットストア

せっかくヘルシンキに来たので、地下鉄とバスを乗り継いで、マリメッコ本社のショールームへ。今回は、併設アウトレットショップだけ、覗くことができました。

北欧デザインを生み出した都市

フィンランドと言えば、大柄プリントのマリメッコ、家具やインテリアのアアルト、テーブルウエアのイッタラなどが世界的に有名ですね。

今回は、ストックホルム⇔ヘルシンキの日帰り海外旅行という短時間の強行軍でしたが・・・街全体が洗練された印象のヘルシンキという都市に大変興味を持ちました。
ヘルシンキについては、この後、2019年夏のインスピレーショントリップで5日間滞在することになります。その際のレポートは追ってアップしますので、お楽しみに。
さて、ヘルシンキを1日、駆け足で回った後、夜の最終便でストックホルムに戻ります。

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