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自己紹介とこのnoteのテーマ

こんにちは note初投稿は自己紹介とこのnoteのテーマについて書かせて頂きますね。

ファッション流通コンサルタントとして独立して17年になります、齊藤孝浩(さいとうたかひろ;Taka Saito)と申します。
国内・海外のファッション流通業界の動向や産業構造、企業のビジネスモデルをわかりやすく解説する専門家としても活動しています。

専門分野について

専門分野はファッションストアの「在庫最適化」です。ファッションストア(専門店・EC)は規模の拡大と共に、売上は増えても、過剰在庫を抱えてしまい、値下げが増え、利益率が低下するステージが訪れます。ひとつの事業が年商10億円を超え、30億円が近づく頃にその壁を感じるものです。

そんな成長中のファッション事業さんが過剰在庫を抱える状況から抜け出して、次のステージに進んでも耐えられる在庫コントロールのしくみ(組織・業務)を身につけて頂く組織開発、そして、常にお客様視点と企業利益の両面から、業務改善が推進できる社内人財を育成すること、の2つをミッションとしています。

いずれも、年商100億円規模のアパレル専門店勤務時代に在庫コントロール部の立ち上げに抜擢され、業務構築、人材育成、後任者への引継ぎなどを行った経験をベースに、独立後、20社以上のお客様と在庫最適化のお取り組みをした、たくさんの実務事例に基づく経験値の体系化が背景にあります。

【クライアント企業様とご契約させて頂くスタイルは】
・業務上の具体的な課題を言語化し、方向性を整理した上で業務支援を行いながら、ご一緒に改善に導く【パートナー型コンサルタント業務】
・ヒアリングとデータ分析と現場視察を通じて改革の着眼点をレポートする【業務改善提案業務】
・その他、研修、セミナー、勉強会の【講師、ファシリテーター】、経営者様、経営幹部様のビジネスコーチングの【ビジネスコーチ・業務アドバイザー】 などです。
詳しくは、ディマンドワークス社のHPをご覧ください https://dwks.jp/

業界専門家としても活動中

長年、コンサルとしての業務やノウハウをアップデートするために、流通業界の最新事例の研究(インプット)を心がけて来ました。

・財務諸表、公開情報、取材記事などから読み取る企業研究、
・自分の足で現地を視察するフィールドワーク型マーケットリサーチ、
・業界の成功事例を言語化、標準化して落とし込むベストプラクティス、
・課題改善のヒントを店舗視察・比較で見つけるストアコンパリゾン、
・競合の戦略・戦術を読み取る定点観測

などが得意とするアプローチです。すべて事業会社勤務時代の実務経験がバックグラウンドになっています。

業界ブログと著書

これらの活動や研究からの気づきを、クライアント企業さんの業務改善のヒントに活かすとともに、

日々の気づきは、2005年から投稿を続けている
業界ブログ 「ファッション流通ブログde業界関心事」
https://dwks.cocolog-nifty.com/fashion_column/
にまとめたり、

業界紙であるWWDジャパン、繊研新聞や日経新聞、東洋経済、ダイヤモンド、などのビジネス紙誌、その他オンラインメディアに連載、寄稿、コメントを寄せ、ファッション流通業界ウォッチャー(専門家)としても活動しています。

また、これまでに、
「人気店はバーゲンセールに頼らない」(2013年;中央公論新社)
「ユニクロ対ZARA」(2014年初版、2018年文庫化;日本経済新聞出版社)
「アパレルサバイバル」(2019年;同上)」

の3冊のビジネス書も上梓させて頂いております。

noteのテーマについて 

このnoteのテーマは、日本の未来のショッピングやライフスタイルを考える
「インスピレーショントリップ」です。

僕が長年、毎年続けて来た、海外視察での衣食住関連のストアウォッチでの体験、そこで感じた、将来、日本でも起こりそうな消費者行動の変化、小売業のイノベーション、新しいライフスタイルの予感を皆さんと共有させて頂ければと思っています。

海外視察やストアウオッチは、もともと僕がアパレルチェーンのバイヤー時代の1990年代の後半から新しい商品の発見や販売方法のヒントを見つけるために行っていたことでしたが、

未来のショッピングと新しいライフスタイルに関心を持って、本格的に始めたのは独立後の2012年の夏からでした。

当時、日本ではトレンドファッションを低価格販売するファストファッションブームの真っ只中
※ 日本におけるファストファッションブームの始まりは2008年のH&M日本上陸からです

これから日本のファッション流通がどう変わって行くのかを考えるようになりました。

日本の流通市場やショッピング環境の変化は、歴史的に振り返ってみても・・・

海外、特に欧米の先行事例に強く刺激を受けた企業の経営者さんたちが、日本の消費者の豊かさ実現のために、信念をもって行ったチャレンジによってもたらされることが少なくありません。

であれば、海外視察こそが未来の先読みのヒントになる、と確信しています。

インスピレーショントリップとは

僕が「インスピレーショントリップ」という言葉を知ったのは、90年代の総合商社勤務時代、提携していたあるイタリアブランドのデザイナーからのプレゼンテーションを受けた時のことでした。

毎シーズンコレクションをつくる欧米デザイナーたちは、通常、それに先駆けて1年~1年半前にコレクションのテーマやデザインのインスピレーション(直観)を得るために、デザインチームを引き連れ、世界旅行に出かけるのが定例業務です。
つまり、すべての創作活動の起点になっているのがインスピレーショントリップなのです。
そのイタリアのデザインチームが当時、アフリカのサファリに出かけた時の話をしてくれ、ものすごく刺激を受け、ワクワクしたことを今でも覚えています。
その時、いずれ、自分自身が何か未来を考える時に出かける旅のことを「インスピレーショントリップ」と呼ぼう、と決めました。

2012年夏から続けて来た海外インスピレーショントリップも、残念ながら今年(2020年)は出かけることが出来ません。

そこで、来年以降に向けての充電期間と位置付けて、過去のインスピレーショントリップの整理とまとめをしたいと思ってnoteを始めることにしました。

こんな方にお読み頂いたいです

・未来の消費や生活の変化に関心のある方
・これからの流通を革新したい方
・海外リサーチをする上でのヒントを得たい方
・渡航先の都市に興味のある方
・海外旅行が好きな方
・ショッピングが好きな方
・グルメ(料理とお酒)を楽しみに旅をされる方 などなど

僕のnoteをお読み頂きながら、ご一緒に日本のより豊かな未来を考える旅=インスピレーショントリップにお付き合い頂き、お楽しみ頂ければ幸いです。


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