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スペースシャトルの退役とイーロン・マスク

「ロケット」というとスペースシャトルを思い浮かべる人が多いようだ。宇宙の町を標榜している大樹町の入り口にもスペースシャトル風のロケットが道案内してくれている。それだけあの形にはインパクトがあったのだろう。もう退役して10年経つのに。そして「スペースシャトルは失敗した宇宙機だったんだよ」的な話をすると大抵は驚かれる。
 しかし、それは事実だ。民間人を含む宇宙飛行士14名を死に至らしめ、2011年にその役割を終えたスペースシャトルは、殺した宇宙飛行士の数では歴代の有人宇宙機では最大だ。
 なんでそんなことになってしまったのだろう? その歴史を辿ってみる。

 スペースシャトルは『アポロ計画』が中断されたことに伴い計画された。なんでアポロ計画は途中で中断されたのかといえば、ソ連とのスペースレースに打ち勝って月に人を送ったはいいが、国民が“飽きてしまった”のである。巨額の予算を必要とする巨大な宇宙計画が中断されるのに時間はかからなかった。
 とはいえ、アポロ計画はフロリダ州やテキサス州に40万人もの雇用をもたらす巨大産業。無くなったら困る地元選出議員たちは、がんばって後継の計画を立てる。少しでも雇用を維持せねばならない。
 そこで計画として出てきたのが、これまでのカプセル型宇宙船ではなく、飛行機のように飛ぶ宇宙船である。カッコイイ。これなら予算を取れる!

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