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ワギュジスカンを爆誕させた固定観念を崩す進化

『WAGYUMAFIA』初の横丁業態『WAGYUMAFIA DISTRICT』にある和牛ジンギスカンことワギュジスカン。焼肉ともつ鍋とジンギスカンをハイブリッドさせたこの業態が、今常連さんの中で密かな人気になっている。ありそうでなかった和牛ジンギスカン。
 そもそも北海道出身の満州移民がモンゴル族に教わった不思議な鍋で羊を焼いて食べるジンギスカン。言わずと知れたモンゴルの英雄「チンギスハーン」から名付けられた。北海道は軍服の羊毛調達のため羊飼育を推奨したこともあり羊肉が手に入りやすかったのもあってか、今は主に輸入肉だが道民のソウルフードとなった。“ジンギスカン=羊肉”という固定観念は根強い、というか羊肉食の代名詞であろう。

 そんなジンギスカンは思わぬところで固定観念を崩され進化を遂げる。日本からの移民や駐在員の多いタイのバンコクに駐在員あたりがもちこんだジンギスカン鍋を見たタイ人が、バンコクでは手に入りにくい羊肉の代わりに豚肉を使い出したのは自然なことだ。
 そしてあろうことが、肉から染み出す脂を余さずキャッチするために豚骨スープを周りに張ったのである。「ムーガタ」(豚鍋)の誕生だ。私は偶然にもタイ人の間で人気のこの鍋を数年前に食すことになる。ひとしきり肉と野菜を食べた後に当たり前のように「麺をください」と店員に頼んだ。

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