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ファイトケミカルスープ

ひっさしぶりの、約2か月ぶりの。

なんか書くことが溢れててて!ってわけではないのだが、

有難いことに、やらなければなことも少し(少し?)はあって、

決して退屈だとかやることが無くて暇だとかではないのだが。


まだまだ予断は許さないとはいえ、緊急事態宣言が終わってからも3か月ほど経って、実家での自粛期間から一人暮らしに戻ってからも1か月…もう少しかな、忘れてしまった。まあそれなりに経って。

家での一人の生活は本当に寂しい。

週に3回のバイトだけが外とのつながりで、友だちと遊んだりもしたいが金欠と臆病さが相まって億劫になってしまい。

何もない日は一日中寝巻のままで、でもそれがなんとなく許せなくてわざわざ近所のコメダへ、はたまたスタバへ。とりあえずパソコンを開きネタ帳を開くのだがさほど作業に集中もできず。

怠慢の尻拭いが高くつくなあと思いながらも、閉店まで粘って後500円そこらを払って店を出る。

そんな呆けた日々を送っています。


そんな私はこのままじゃいけないと思ったわけで、そこでまたnote書こうと思ったわけです。


ん?繋がんねえな?って思ったそこのあなた、そこはまあご想像にお任せします。



「ファイトケミカルスープ」という料理がある。

いや、料理というにはあまりに簡単な、難易度でいえばインスタントラーメンと卵焼きの中間くらいだろうか。(インスタントラーメンを料理とするかの議論はまた機会に)


材料はいたってシンプル。

ニンジン、キャベツ、タマネギ、カボチャ、あとミズ。

これらを一口大に切って鍋にぶち込み弱火でことこと、ひたすらことこと煮込む。


味付けはしない。この時点では。

このスープは凍らせておけば2週間ほど持つので、タッパー2,3個に分けて冷凍庫で保存しておき、飲みたい時に解凍する。

その際にコンソメや、しょうゆや、塩コショウだけにするなど、気分に合わせた味付けをする。


この大好きスープについてはまたどこかで詳しく書きたいわけだが、

正直これを作る作業って、めんどくさい。

わざわざ野菜を切って、わざわざコンロの前に立って、わざわざタッパーに分ける。

効率よく野菜を摂取したいなら野菜ジュースでも飲んでいればいいわけで。

でも僕は、わざわざこのスープを作るわけだが、多分その意味はこの”めんどくささ”にあるのではないかと思う。

自分のことを何もできない人間だと自覚している自分にとって、手間のかかる作業を越えて、重要な効果を生み出すことができたという事実そのものが大きな意味を持つ。

大きく欠けてしまった自信という名の壁を、パテで少し埋めるような感じだ。



わざわざ手間のかかることをするなんて、周りからすれば意味のないことに見えるかもしれないが、

結果の大小に関わらず、そのことそのものが意味を持つこともあると、

自分では、そう思うことがある。



にしても、「ファイトケミカルスープ」って料理の名前が好きだ。

「とりあえずこれ飲んで!明日からまたがんばれ!!」って感じがして。

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