事故から始まる霊感体験・その2(入院)
↑前回
そして私は人生2度目の救急搬送をされ近隣の市の脳外科専門病院に運ばれた。
その時は夏なので開けっぱなしになっていた救急車の中は虫の無法地帯と化していた😨蚊やら蛾やらが天井を飛び回っていてその中で私はストレッチャーでに固定されていたので、痒くても顔かけないし、ブンブン飛び回ってるし、嫌なこと極まりまくっていたが酔っ払いの父が私の手をずっと握っていてくれたのが安心材料だった。
それから程なくして病院についだ私がまずされたことがある、それは…。
ぶつけられた時運転席側の窓ガラスが大破しているので私にその破片が全部のしかかっていたので(全く気づいていなかったがw)全身に掃除機をかけられ、ガラスの破片をバリバリバリ〜〜って吸われた。イテテテテテテ〜(涙)仮にも患者ですが…って言いたかったが力がなくて言えなかった。
結構な破片が私の体についていたらしい。掃除機壊れるんじゃないかと思うくらいに全身掃除された。体痛いんだから少しお手柔らかにと思ったのだが容赦されなかったww
その後頭のCTを撮るため別のストレッチャーに乗せられた。その際ドラマのように1.2.3っで移動されたのだが医師のどなたかの声が聞こえてしまった。
「重っ…あっ」
あっじゃねーよ、オイ!めっちゃ聞こえてましたけど!?と心の中で苦言を呈する私。当時の私は今の私より5キロ軽いはずだったのだが。←
「おい、聞こえてるぞ」
って同僚だか上司の人が小声で言っていたがそれも聞こえてるからなって怨念めいた思いを胸の内に隠した当時の私偉い。今だったら絶対に口に出して言ってるwwwくらいには独り言が多くなった私。当時は思っていても言えなかったのかと…。
そんなこんなでCTを撮影し終わった頃母がタクシーで病院に到着。検査の終わった私は車椅子に乗せられ診察室に向かう
しばらく待っていると先生登場。CTの結果頭の中は問題なし、頭の傷ちょっと縫いますねってまずおでこに局所麻酔をされる。
「ちくっとしますよー」
数秒して
「これ痛いですかー?」って先端の細いもので頭をつつかれる。
「いたーい」
「まだ麻酔効いてないのかな?もうちょっとちくっとしますよー」
ともう一回麻酔される。それが痛かった。
「こんどはどうですかー?」
「なんとか…」
ちょっと痛いような気がしたが堂々巡りなのでちょっとだけ我慢しようと思った。
そしたらいくらか麻酔がきいたので頭の傷を縫われた。4針くらいだったかな?
心の声は当時心の声のままだったので思いっきり心の中で叫んだ。
「いたーい、いたーい、いたーーい」
大事なことなので3回言ったよ!
マヂで痛すぎ案件だった。そういえば、痛い時は女子の方が我慢強いんだって誰かから聞いたような気がする。
しかし痛いものは痛い。事故で痛い思いをしてるのにまだ私に痛さを味あわせるのかって医者を呪った…。
そして、診察のお医者さんが
「CT等は全く問題ありませんでした。きっと血が外に噴き出したのがよかったのかもしれませんね」
打ちどころは悪くなかったらしい。
「帰ってもいいんだけど立ってみる?」
そう言われて看護師さんに支えられて立ってみたがその場にへたってしまった。
「あ、こりゃダメだね、体力が回復するまで入院ですね」
割と軽めなお医者さんの言葉に若干イラッとしたが、とりあえず人生初の入院となったのだった。
入院の準備ができるまで母はいてくれて、病室に入った時はすでに深夜になっていた。
「じゃあ明日着替え持ってくるからね」
と言って母は病室を後にする。事故により身包みを剥がされてしまった私は病院で借りた寝巻き(浴衣のようなもの)を着せられてベットに寝かされたわけだが…。
そこは脳外科病棟。比較的軽めの症状の人が入院する階だった。
当時は痴呆のお年寄りなども入院しており、うめき声やらなんやらが聞こえてきてしまいには大きな声で
「たーすーけーてー」
とかいう声まで聞こえてくる始末。怖いー。
当時「世界の中心で愛を叫ぶ」の映画が流行っていて私も事故の2〜3日前に見たばかりなので思いっきり心の中で叫んだ。
「助けてください〜誰か助けてください〜」
って。かくして前途多難な私の入院生活が始まったのだった。
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