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【記事まとめ】プロアクティブ行動、組織社会化、組織適応

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プロアクティブ行動、組織社会化、組織適応、関連のnoteをまとめてみました。
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記事一覧

【論文レビュー】組織社会化研究の2つのパラダイムとは何か?:福本 (2015)

本論文は、福本俊樹先生(同志社大)が博士課程在籍時にワーキングペーパーとして出されたもの…

【論文レビュー】リアリティショックと組織コミットメントの不思議な関係!?:Dean e…

職業柄(研究柄?)、リアリティショックに関する設問を読み込む機会があり、設問文という極め…

【論文レビュー】リアリティ・ショックはどのように生じてどのような影響を及ぼすのか…

新しく組織に参入するとき、私たちは何らかの認識にギャップやズレを感じます。こうしたものを…

【読書メモ】若手社員の組織適応を促すために重要な存在とは?:『若年就業者の組織適…

企業等の組織に入るとき組織に馴染むことを組織適応と言います。この組織適応を促すために組織…

【論文レビュー】組織社会化の成果は短期と長期で分けて考えるべし!:Bauer & Erdoga…

今回取り上げるのは、立教LDCの同窓生である落合央さんから教えていただいた論文です。落合さ…

【読書メモ】リアリティ・ショックとは何か?:『若年就業者の組織適応』(尾形真実哉…

尾形先生の『若年就業者の組織適応』の第3章ではリアリティ・ショックが扱われています。リア…

【読書メモ】ポジティブ・サプライズとは何か?:『若年就業者の組織適応』(尾形真実哉著)

新しい組織に入るときにリアリティ・ショックという想定外の悪い印象で組織への適応が遅れる事象がよく起こります。新卒で入社した際の経験や転職経験を思い起こしていただければなんとなく想起できるのではないでしょうか。このリアリティ・ショックは一般的にも使われる言葉ですが、その反対に、入社前に期待していた内容が入社後の現実に直面して良い意味で裏切られることもあります。この現象を著者はポジティブ・サプライズと名付けています。 組織参入と驚き著者は、私たちが新しい組織に参入した後に経験す

【論文レビュー】キャリア・アダプタビリティはどのようにプロアクティブ行動に影響す…

ホットな概念や理論はどんどん研究が進んでいくのですね。日本では、キャリア・アダプタビリテ…

【論文レビュー】職業的社会化はどのように測定できるのか?:藤井(2018)

職業生活への適応を表すものとして職業的社会化という概念があります。本論文では、看護職員を…

【論文レビュー】プロアクティブ行動はどのように測れるのか?:太田ほか (2014)

組織社会化を個人の能動的な行動によって図るという捉え方があります。このような行動をプロア…

【論文レビュー】組織からの組織社会化の働きかけによって個人は何を学ぶのか?:小川…

小川先生の博論の一本目の研究は量的調査です。組織社会化戦術が、個人のどのような学習を促し…

【論文レビュー】組織個人化とは何か?:小川(2006)

第1章で組織社会化についてのレビューを行った著者は、組織による組織社会化(組織社会化戦術…

【論文レビュー】個人からの働きかけによる組織社会化の先行研究:小川(2006)

組織社会化の当初の研究は組織からのアプローチに関するものが多かったのですが、90年代から個…

【論文レビュー】新入社員の組織社会化を促す上司・先輩・同僚の役割に関する先行研究:小川(2006)

社員が新しい職場に入った後、その組織社会化を促す主体を組織社会化エージェントと言います。「エージェント」というとカッコいい響きに感じるかもしれませんが、具体的には上司、先輩、同僚といった存在を指します。 スタッフ部門の人間は、制度やルールを万能と思い込みがちですが、Van Maanen & Schein(1979)は、形式的・制度的働きかけよりも職場における社員との相互作用の方が新入社員の組織社会化に影響を与えると前提しています。組織社会化エージェントは組織社会化にとって大