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第3話 英語学習の正解ってなんなんだ!?見えてきた答え。

英語学習スクールを起業した話をするはずが、まだ起業の話に至っていない。今回こそ、起業まで進みたい!

以前の記事はコチラから
第1回「高校教師を辞めた僕がビジネス経験ゼロから起業した話」
https://note.com/takaooshima/n/n390a09f7c898
第2回「英語に人生をかけると決めたオーストラリアの夜」
https://note.com/takaooshima/n/ne8aa3dd6b98f

手あたり次第、がむしゃらに英語を学ぶ!

「英語が話せれば世界中どこでも自分の意思で居場所を決めることができる!」

1年間のオーストラリア滞在でこう思った僕は、同級生に心配されながらも就職はせずに大学院に進学し、英語音声学と応用言語学を学びはじめた(専門は国際文化研究)。

大学院での学習や研究と並行して、英語のあらゆる学習法も自分で試してみた。

単語や文法などの基礎はもちろん、発音(フォニックス)も学び直し、ネットでよく見られた多聴や多読、英語日記、音読、海外ドラマ、英語の聞き流しなど、目にしたものは片っ端から試した。

時には子ども向けの映画(ディズニーなど)を借りて、1日中停止と再生を繰り返して「ディズニーでも全然聞き取れない!」と落胆することもあった。

さらに実践経験も必要だと思い、オンライン英会話、英会話スクール、英語カフェ(外国人と話すためのカフェ)にも通った。

若者たちが集まって英語で議論する集まりでは心が折れたし、60代以上のマダム向け英会話教室では20代後半にして日中からスクールにいるのでみんなから心配された。

アカデミックな学術書も読んだし、英語の学習方法の一般書籍も読んだ。ブログもネット記事もかなり目を通した。

気がつけば家は英語教材だらけ。

いったい何が正解なんだ。

文法で英語力が伸びた!?

実験を繰り返す日々の中、英語は学習の種類ごとに鍛えられる要素が違って、しかも土台ほど正しい学習方法が大切なことがわかってきた。

例えば、僕の場合は文法が一番英語力を上げてくれた。
文法が分かると、伝えたい言葉を生み出す力が伸び、相手の言っている言葉を理解する力も飛躍的に伸びた。

言いたいことを考えてから言うのではなく、話しながら言いたいことを付け加える感覚ってこういうことなのかも。

一般的には、文法なんてあまり意味ないと聞くけれども、意外にも僕はそれで救われた。

英語には土台がある、さらにその上は違う要素があって、それぞれ学習方法も課題によって変わってくる。

方向性は見えてきたけれど、ひとりで調べて、ひとりで試して、しっかりできているのか確認する・・・これは相当根性がないとできないな、と思った。

英語を伸ばすのは英会話じゃない!

ただ、世の中の英語学習を探すと、英会話、英会話、留学、留学・・・そればかりが目に入る。

実際僕も海外で生活をしていたし、英会話も人並みにやってきたけど、それでは全然英語を使ってコミュニケーションは取れなかった。

悲しいけれど自分の経験が、それを証明している。

どれだけ英語で人と話しても、まるで穴の空いた桶に水を流し込むように、一向に話せるようにならなかった。
むしろ「これだけやっているのにできないなんて、僕ってバカなのかな・・・」なんて自己否定していた。

ここだけの話、1年間のオーストラリアから帰国直後に受けたTOEICは600点だった(日本の大学生の平均点が600点程度)。

海外にいたはずなのに、日本人がいない環境だったのに。
一年もいて、まさか平均点。

勇気を出して海外に飛び込んでも、なんともならないんだ。

英会話だけで英語が話せるようになる、この幻想を抱き続ける限り、僕の目指している、外国人と深い会話をしながら、世界に自分の居場所をつくることにはつながらないんじゃないか。

この現状を変えたい。そう強く思うようになってきた。

・・・と、まだ起業には至らないけど、研究を続ける中で英語学習に対する憤りや熱意が生まれてきた。次回はなんとか起業まで話したいと思います!

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