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僕を突き動かす「百聞は一見に如かず」という信念。

今日、ブログにこんな記事を書きました。

ぜひリンク先に飛んで読んでいただきたいのですが、内容を要約すると

デモで香港が燃え盛る中、旅行してきたンゴwww

みたいな感じです。さすがに少し盛ったけど。

ですが、大真面目なメッセージも込められています。今日はその話をしようかな。

何も知らないやつが語るな

昨今、中国に関するニュースは95%くらいの確率でネガティブな文脈で語られます。残りの5%は珍映像のバラエティ番組です。

いずれにせよ、そのせいで日本人は中国に対して「一党独裁の悪い国、国民も野蛮で薄汚い」というイメージが強いと思います。特に40代から上の世代はよく当てはまっています。

その度に僕は、「中国行ったことないくせに/中国人の知り合いいないから、現実を何も知らないからこんな事言えるんだ」と心の中で軽蔑しています。
※お前こそ何も知らないくせ、と言われかねませんね笑

僕の人生を変えた「訪中団」

こう思うきっかけになったのが、昨年3月に参加した日中友好大学生訪中団。

日中両政府の金銭的な支援を頂きながら、1週間中国に滞在し理解を深めてもらうというプログラムです。
中国とはいえ、1週間のプログラムで1万円という破格の参加費に惹かれたのが参加のきっかけでした。

ここで僕は、日本のニュース、SNSでさえも決して報道されない(拡散されにくい)中国の発展具合や中国人の温かさを見に染みて感じました。

1週間の中国生活を通して、現場を見たこともないのに偉そうに物事を語っていた今までの自分が恥ずかしくなりました。

同時に、現実に目を向けず、自分の都合の良いことばかり並べて大声上げる人たちを軽蔑するようになりました。5chの政治系板とか、その典型です。そしてネットニュースに踊らされる人たちもほぼ同類。

嘘と過激な集団・思想が溢れる今の時代、信用できるソースは限られている。
ならば、自分の目で見て考えることが重要なのだと考えるようになったのもこの時でした。

危険な香港に行った理由

当時、香港ではデモの勢いは留まることを知らず、暴徒化した過激派の市民と警察の衝突が繰り広げられていました。

幸い香港はGoogleもTwitterも使えますから、拡散された情報は容易に日本にも入ってきます。
そこには、香港市民を励まし、香港警察と行政、そのバックにいる大陸を糾弾する意見しか存在していません。「民主主義」「自由」といった西側の価値観を掲げ、感情的に香港市民を応援する声で染まっていました。香港市民による警察への暴力は一切咎められず、警察による催涙弾やゴム弾、実弾の使用は徹底的に叩かれまくる。

しかし、日本人の僕は思いました。

みんな香港行った上で話してるのかよ?違うだろ?

香港市民には守るべき正義があります。しかし、それは警察側も同じことです。両者の立場をしっかりと把握し、現実をこの目で見ない限りはまともな意見が出来ないと考えました。

実際、Twitterに流れてくる映像は香港市民によって良くも悪くも歪められた偏向的な情報ばかり。西側の日本にとっては受け容れられやすいかもしれませんが。でも、それだけで終わらせてはいけない。

もともと、香港の真上にある深センにいる日本人の友人と会うために計画していた今回の香港旅行。香港社会の今を見て、自分に納得の行く考えを持ちたい、強くしたいと思い立って、渡航を決めました。

僕は戦場ジャーナリストではない

だからといって、デモ隊に混じるわけでは決してありません。事前に香港在住の日本人のブログをチェックし、デモの日時については把握していました。安全な旅行を楽しみつつ、社会の様子にビンカンに耳を立てた程度です。

それでも、その友人経由で現場を知る人から色々話を聞くことが出来ました。加えて、ニュースやSNSでは見なかった香港の荒れた街並みも、平和な街並みも見ることが出来ました。

その上で、自分が一連の出来事に対してどう考えているかを確かなものにすることが出来ました。多少のリスクは負ったかもしれませんが、そこらへんのネットに毒された日本人よりはまともな意見であると自負しています。

「百聞は一見に如かず」。

僕はこれからも、この言葉を大切に抱えながら生きていきたいです。

(サムネは僕が撮影したものです)

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