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広告に嘘載っけてどーすんだよ

既にタイトルから滲み出るようにまた謳い文句に騙されました

なんででしょうね

「ほう……そこまで言うなら試してやろうか」

ってなっちゃうんですよ

広告の全ては語尾に
「という場合もあります」

「ただし○○に限る」
と置くことを義務づけた方がいいと思います。
そうすれば世の中に

「話が違うやないかい!!」

が、こだますることがなくなるのですから

今日は不要品買い取りに騙されました

そもそも不要品買い取り業者に騙されるとは、詐欺られるとは、何を意味するのか
不要品を買い取ってくれるだけなのに何が悪徳なのか

僕はネットで調べる前に定義を

実は何も買い取らない

に定めました。これは完全に騙されてるでしょう。
わざわざ予定まで立てて呼んだのになにも起きない!
こんな無駄な時間ないでしょう。
勃起して収まるのを待って、また勃起して収まるのを待ってたら1日が終わってました並に無意味な時間だと言えると思います。

で、実際に調べてみると

売る気がない高価なものを強引に買い取ろうとする
高価なものを買い叩こうとする
盗む

等らしいです。
うっそだろって内容ばかりでした
まぁでも共通して言えることは依頼人が屈強ならこれらの問題は解決できるということです
幸いにもそんな不届きな輩は捻り殺すことのできるパワー系なので早速査定をお願いしてみました

こんな感じの実績があるようです

「怪しい人形」や「錆びたライター」

を買い取るくらいなら
うちに転がっていた

「新品のマイク」「屁の染み込んだソファ」「怨念が半端じゃないフィギュア」
「扇風機五台」「温風の出る冷風機」

等々をうまく買い取ってくれないもんかと横でドキドキしながら査定を見てました

引っ越しで出た品々で量だけは多いので
大した金にならなくても
捨てるよりは買われた方がありがたい
という事情を電話で説明した上で参上してもらったのですが

まずチャリでした

チャリで来た!じゃねーよカス。
電話では車で行きますとか言ってたじゃん。
あの駐車場の有無を確認したやりとりはなんだったんだよ。
既にやる気のなさが伝わってきて超げんなりしました
デカイ物や家電を買い付ける気はさらさら無いようです
そして査定に回すものは1つの部屋に集めて置いたのですが、そんなゴミどもにはほとんど目もくれず
もくもくとゲームソフトとPS3 と未開封のプラモを検品し始めました

いやいやちょっと待てや

確かに置いといたけどその辺が売れそうかなってことくらいはオレかマンドリルでもわかるわ。

以下会話文
一部脚色してあります

カシャカシャ(写メる)  カコカコ(スマホいじる)

「……あの」

「はい?」

「その辺の物ってゲオより高く見積もれるんですか?」

「いやー完品でもそーゆーゲーム専門店とかよりは低くなっちゃいますね」

「(!? じゃあ意味ねーじゃん!)じゃあその辺は自分で処分しますので、あの辺はどーですか?」

動かなくなったパソコンや、映りが怪しくなったモニター、アコギ辺りを差す

「そーですねー。もうちょっと状態がよければ対象なんですが……」

「冷蔵庫、洗濯機、ソファなんかは今日は見積もってもらえないのですか?」

「いやーちょっとその辺はねー。うーん。」

ガサガサ

「この辺の漫画やフィギュアはどーですか?」

「あー。フィギュアですねー。……こちらのプラモは未開封ですね?」

カシャカシャ(写メる)

「結構いろんなものを買い取るってチラシには書いてありましたけど」

「はい。色々買い取らさせてもらってます」

「ちなみにここに錆びたライターがあるのですが」

「あー。それはですねー。錆びたライターと言っても……うーん。100円ライターはさすがに苦笑」

「ジッポとかメーカー物ならってことですか?」

「まぁそーゆーことになります」

「あそこに使わなくなったビデオデッキがあるのですが」

「あぁはい。ありますね」

「故障したオーディオ機器枠で考えてはもらえないんですか?」

「え?いやーハハ笑」

何笑ってんだテメー

「あのチラシだけみたらここにあるヘルメットとか座椅子とかいけるかなって思ったんですけど」

「はい」

「無理なんですか?」

「無理ですね」

即答ってお前……ッ!

「……要するに元値が高くないと買い取りは難しんですね?」

「…………えぇ。そういうことになります!」

この辺りから開き直りというか少々イラつきが見てとれるようになる

「ネットにあるようなとこはブランド品、高級品歓迎とか、価値のあるものしか買いませんって既に書いてあったので、そーゆー記載がなかったおたくに頼んだんですけど、書いてないだけで買い取り品目は大差ありませんね?」

「はい!そうですね!!」

今までで1番いい返事である。

「だとするともう結構なのでお帰りください」

「プレステは……?」

「自分で売るわ!さっさと帰れ!アホドリアが!」

大人げなかったかなとも思います。
「知らない方が悪いよ」と言われるかも知れません。
その対応はないわと非難もあるでしょう。
ですが僕は

できもしないことをできると言われ、結果できなかった

というオチが度を越えて嫌いなのです

「お前できるゆーたやんけ!」

とエセ関西弁が出てしまうほどに

何度も騙されています
何でも挑発にのってしまいます

だってできるって言ったもん……

何度枕を濡らしたことか

結局家からは何も減らず
財布には1円も増えず
空虚な時間を過ごしただけとなりました

まさに自分で定義付けした通り

実は何も買い取らない

に落ち着いてしまったのです

綺麗事でも
凄いことでも
恥ずかしいことでも
どんなに目を惹きたくても

公に広告を出す以上、誤解を与えるようなことは絶対に書いてはならないと思います。

かつてソーラーパネルを搭載したガラケーが存在した

太陽光における充電で充電器すら不要!

と謳っていた
僕はそれに飛び付いた
もう乾電池式のコンビニで売ってる使い捨て充電器を持ち運ばなくていいんだ!と
残量80%の状態で直射日光のもとに放置して3時間後
僕の目ん玉は飛び出した

残71%

買ったところにメチャクチャに問いただした

実はソーラーパネルでの充電量より
ソーラーパネルの使用電力の方が高いんです

実はじゃねぇ!!!無価値じゃねぇか!!!

あの頃から僕は少しは大人になれているのだろうか

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