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新幹線の駅の地下深くを走る私鉄電車に乗る

 昨年(2023年)3月の東急・相鉄
新横浜線の開業はわれわれ関西人にとっても
エポックメイキングな出来事として
しっかりと脳裏に焼き付けた。


■新横浜のポテンシャルが向上


 関西人から東海道新幹線に乗って上京する
ときに最初に停車する首都圏の駅といえば
「新横浜」だ。

 特に、東京の西側に用がある時には
ホントに重宝するようになった。

例えば、山手線の西側の各駅に向かう
時には今まで品川で降りて山手線で
向かうのが一般的だった。

 それが、東急新横浜線を活用することで
ダイレクトに移動できてしまう。

■コマーシャルのコラボもなかなかうまい



 新横浜線開通に際し、JR東海・相鉄・東急
という新横浜でつながる各社がコラボする
のは理解できるが、なぜかこのコラボに
阪急が入っていた。

最初は、疑問に感じていて、直接これらの
会社に乗り換えもできないのに?
と感じていた。

これは、我々阪急沿線の民からみれば
上京する時には品川でなく新横浜乗換を
使ってね!
というアピールだったのね、と。

逆に、東急・相鉄沿線の人には
新横浜から新幹線に乗って、
京都・大阪・神戸観光には阪急使ってね!
ということだったのね。

■相鉄のダイヤが複雑化


相鉄のダイヤのカギ西谷駅。
真ん中2線は横浜駅へ。
外側2線のトンネルは羽沢横浜国大方面


 一昔の日中のパターンは、急行と普通だけの
単純なものだったが今では乗り入れが
複雑になった。

 ここでは、一番シンプルな日中のパターン
だけ紹介する。
30分サイクルダイヤである。

横浜時点で優等列車は快速・快速・特急という
パターンである。
いずれも、海老名行きである。

ただ、この3本はきっちり10分毎の設定。
この優等列車の直後に普通が出発する。

特急は、西谷でJR新宿からの
普通海老名行きと接続。

横浜発の普通は、基本湘南台行き。
東横線からの普通湘南台行きが入る時
(30分に1回)だけ横浜発普通は西谷行きになる。

横浜発快速あるいは特急海老名行きは
二俣川で湘南台行きと連絡。

目黒線からの直通は、西谷で横浜からの
普通(湘南台行き)に接続するも
二俣川ではさらに後続の快速と接続する
ことなく先発し海老名行きとして走る。


横浜発13時台のダイヤパターン。
急行=東急線内、急行で相鉄線内は普通。

■新線に初乗車



 今回、機会があり東急・相鉄新横浜線に
乗車したが間に地下鉄を介さない
乗り入れは、都市鉄道では
なかなかなかった気がした。

関西では、阪神と近鉄とか阪神と山陽とかに
少し似ている気がした。

 それから、驚いたのはこの区間の
列車速度が極めて速いこと。

なんと、ほぼ地下区間がほとんどなのに
最高110㎞/hで走る。

西谷ー日吉まで羽沢横浜国大・新横浜・新綱島と
わずか3駅しかないことを考慮しても
ものすごい速度で駆け抜けることにも驚いた。

 前後の地上を走る区間(東急東横線や相鉄本線内)
より高速運転に感じるのは言うまでもない。

■まとめ


・新横浜が、関西人にとってもものすごく便利に
・相鉄のダイヤが超複雑に
・新横浜線内はほぼ地下区間にもかかわらず高速運転

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