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お金自体には価値がないの?〜読書感想〜

こんにちは。ほどほどです。
今回ご紹介する本は『きみのお金は誰のため』です。
著者は田内学さんです。

2024読者が選ぶビジネス書グランプリで大賞をとった本ですね。

読んだ感想としては、お金の流れとして、全体を考えることができるようになったことが一番の収穫だったかなと思っています。

ポイントをいくつかご紹介しますね。

この本の問いは
☑お金の謎を解明すること。

お金の謎って?
以下の3つに分類されます。

1:お金自体には価値がないということ
2:お金で解決できる問題はないということ
3:みんなでお金をためても意味がないということ

これだけみても

「え?どういうこと?」

と思いますよね。この疑問に本書はわかりやすく答えてくれます。

1:お金自体には価値がない
→お金は使い道が決まって初めて価値がある。例えば、預金で100万円持っていたとしても、コンビニでアイスをめちゃ食べたいときに使う手持ちの130円のほうが価値があるということ。

2:お金で解決できる問題はない
→お金が解決するのではなく、お金を受け取って働く人がいるから問題が解決する。結局は人や労働力のおかげ。
例えば、目の前に高級なドーナツがいくつあっても、お腹がすかないと意味がない。

3:みんなでお金をためても意味がない
→お金の流れは「財布から財布への移動」
個人がお金をためても全体(この場合は国のお金だったりする)のお金は変わらないし、貯めても生産力が上がるわけではない。
もちろん、貯めること自体は悪いことではない。未来のために使うことを考えることが大切。

個人的にまとめてみました。

お金を払うという行為は、自分では解決できない問題を他者にお願いするということ。

パンを食べたいからパン屋さんにお金を払う
パン屋さんは小麦などの生産者にお金を払う
結果生産力があがって美味しいパンが食べられる

以前『DIE WITH ZERO』を読んだとき、お金の使い切り方について考え方が180度変わったのが衝撃的でした。

生活のためにはお金は必要。でも使い方についてきちんと考えることがもっと必要なんだなー。

子供にも教えられる内容で勉強になりました。

読書コミュニティ「lectio」でもこの本の読書会がありました。
「lectio」の公式読書会はいろんなジャンルから選書してくれるので、ここ1年でかなり勉強になっています。
アウトプットして自分の「資産」になるようこれからもnote続けていきますので読んでいただけたら幸いです。

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