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ブッククラブのその後と届いた本の紹介

こんにちは。
病弱メンタルで会社員ができない自称文筆家の専業主婦、鷹野いづみです。

我が家はクレヨンハウスのブッククラブ「絵本の本棚」に入会しています。
娘と私が入会していて、娘は絵本のコース、私は読み物のコースです。

届く絵本はよく選ばれていて、娘のお気に入りになる確率が高いです!
だいたい2冊届くのですが、1冊はすぐに気に入って、もう1冊は後から気にいることも多い。
本当、プロが選ぶといい絵本がくるんですね。

私には1回目にけっこう左の色が濃い本がきたので警戒してしまったのですが、その後は楽しく読めています。
やっぱりテーマは女性やマイノリティの方の生きづらさや、それに立ち向かう姿が多いのですが面白く読めています。
本屋に並んでいても自分じゃ買わないだろう本がくるのは楽しいですね。
それが面白いとさらに嬉しくなる!

届いた本の紹介

ぼくの心は炎に焼かれる 植民地のふたりの少年

今読んでいるのはアフリカが植民地時代の話で、気になるけれど胸がヒリヒリしてなかなか進みません。
「ぼくの心は炎に焼かれる 植民地のふたりの少年」という本です。

支配する白人、白人からは距離をとって現地で生活を続ける黒人、白人に仕える形で生活をする黒人。

白人も売りに出されていたから買っただけ、その土地で生活するのは当然だと思っている。
使用人にもよくしているし、まさか自分が裏切られるとはちっとも思っていなかったり。
あるいは厳しく押さえつけてわからせてやらないとと思っている人もいる。

いつかは先祖代々住んできた自分たちの土地を取り戻す気持ちは同じでも、支配層のフィールドで戦わなければと白人と同じ学校に子どもを通わせ学ばせる人がいれば、何を悠長なことをと暴力に訴える人もいる。

確かに土地は自分たちのものだと思っているけれど、主人と呼んでいる白人を殺したいほど憎んでいるかと言われればそれも違ったりして。

とても複雑な状況に、読んでいて苦しくなります。
でも、続きは気になるのです。

教科書で読むのとはまた違うリアルな(と言ってもフィクションなのですが)状況が胸に迫ってきます。
目を背けてはならないと思わせます。

ゆっくりですが、読み切ろうと思っています。

鳥居きみ子 家族とフィールドワークを進めた人類学者

こちらは先月読んでいた本です。
伝記物ですね。

きみ子は鳥居龍蔵という著名な人類学者の妻なのですが、どうやら著者ははじめは龍蔵について調べていたようなのです。
そこからきみ子に興味が移っていたそうです。

確かに力強い女性で、行動力があり、欧米の影響を受けた龍蔵の妻でなければ堅苦しい人生を送っただろうなと感じました。

驚いたのは、お金がないと書かれながらも子どもたちは皆、留学させていることです。
人類学はフランスが進んでいるようで、人類学に興味のある子どもはフランスへ。
絵に興味がある子どもはアメリカへ、というように。

期間の長短はあったようですが、子どもたちには皆海外を経験させていました。
龍蔵はフランス語を子どもに叩き込んだようなのですが、全員が話せたかは書かれていませんでした。
英語も家庭で教えていたんでしょうか。

アメリカへの研修だったらしいのですが、行った娘は時代背景や家庭状況から海外に行くことは諦めていたようです。
でも、両親からアメリカ行きを打診されて喜んだとのこと。

私なら両親に「アメリカに行ってみる?」なんて言われたら戸惑って下手したら何年も考えてしまうぞと思いましたね。
あと準備にも何年もかける。
英会話教室に通い始めたり。

「そんなに学問をするには日本の外に出ないといけないのかなぁ」と首を傾げたりもしましたし、「でも、一流を目指すなら本場を見ないといけないのかなぁ」と頷くところも。

何かを極めようとする娘を見て、本場に留学してきなさいなんて自分は言えないなぁと思った本でした。

まとめ

と、こんな感じの本が届きます。
今月は「あの空の色がほしい」という本が届きました。

まだ読めていませんが、あらすじと表紙のデザインからなんだか爽やかな読後感を期待しています。

こちらも読み終わったら感想をあげますね。

  • 本は好きだけど、自分で選ぶのは億劫

  • 本の専門家が面白いと言っているものを読んでみたい

つまり、「人から本を勧められたい!」方はブッククラブが向いていると思います。

今の所届く本も厚くないので、分量としてはさらっと読めます。
ぜひぜひ気になる方は覗いてみてください。

クレヨンハウスの「絵本の本棚」では私の入っている新刊コースは、毎月届く本が前月に発表になるので参考にはなりづらいかもしれませんがリンクを貼っておきますね。

メトロ書店のブッククラブでは、大人のコースも何が届くか既に決まり発表されています。
選書が自分の好みに合っているブッククラブに入れるといいですね。

それでは、みなさんも良き読書生活をお送りください。

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