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ゲームの「夏の甲子園」 高校生eスポーツ大会開催

テレビ東京と電通は28日、高校生を対象とした日本最大級のeスポーツ大会「STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019」を開くと発表しました。28日から出場チームのエントリーを始めます。予選を経て8月に決勝大会を開きます。種目はクラッシュ・ロワイヤル、フォートナイト、リーグ・オブ・レジェンドの3タイトルです。

会見の冒頭、テレビ東京の田村明彦専務は「eスポーツは今や国内外問わず大変注目を集めている。日本はゲーム王国といわれているが、まだまだ世界と戦える人材が少ない。人材を高校生レベルから発掘するのが今大会の目的だ。多くのチームに参加してもらい、eスポーツを底辺から拡大し、その魅力を伝えていきたい」とあいさつしました。

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28日から公式サイトで出場チームのエントリーを始めます。5月に一部オンライン予選、6~7月に全国7ブロックのブロック代表決定戦(オフライン)と進め、8月14、15日に舞浜アンフィシアター(千葉県)で決勝大会を開きます。

ゲームタイトルは世界中で人気商品を集める3タイトル。ゲームごとに優勝商品を用意している。
大会アンバサダーに就任したお笑い芸人の田中卓志さんは「高校生の時に、(格闘ゲームの)ストリートファイター2をやって指がめちゃめちゃ痛くなった思い出がある」と話し、会場の笑いを誘っていました。「高校生の時に熱中してやれるものがあるのはいいこと。素晴らしい場所を用意したので、全力で来てくれれば私たちが全力でサポートします。頑張っていきましょう」と参加する高校生にエールを送っていました。

プロジェクトパートナーはサードウェーブ。榎本一郎副社長からは高校でのeスポーツ部発足を支援する取り組みとして始めたゲーム用パソコンの2年無償レンタル(3年継続が全体)を2019年度も継続するとの発表もありました。
トップスポンサーは日本コカ・コーラで国内eスポーツ事業に参入するのは初めてです。「コカコーラカンパニーは海外では国際的な大会に協賛し、マーケティング活用してきた。日本ではまだ大きな取り組みとしてやってこなかった。今回の大会に参画する意味は大きい。高校生の熱い夏、ドラマが世の中一般の関心ごととして注目を集め広がっていくのを期待している」(今西周マーケティング本部統括部長)

高校生を対象にした大規模なeスポーツ大会としては「全国高校eスポーツ選手権」(毎日新聞社主催)があります。先日の決勝は大変な盛り上がりだったようです。
「STAGE:0」の決勝戦は8月。野球に例えると「全国高校eスポーツ選手権」が春の甲子園、「STAGE:0」が夏の甲子園といったところでしょうか。それにしてもeスポーツの分野では大規模な大会開催や企業参入のニュースが続いています。

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