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仕事好きという才能

後輩が育児休暇を取っていて、久しぶりに連絡したら「夜寝れなくて大変だけど2年くらいとりたいくらいですね」って言っていました。

自分も2人の子供いてそれぞれ1か月くらい育児休暇を取っていて、やっぱり生まれたばかりの時期に一緒にいられるのは本当に素晴らしいと思うけど、2年取りたいかといわれると取りたくないなあと。まぁ冷静に仕事してる方がらくなのと、ちょっと離れる時間あったほうがこどもってかわいいんですよね。ずっと一緒にいるとかわいいって思えなくなる。

まあうちの奥さんは「2年も取りたいってそれほんとに家事ちゃんとしてる?」って言ってましたが(笑)家事をちゃんとやっていたかどうかは置いておいて、仕事あんまり好きじゃないのかなって、でもそれが普通なのかなってちょっと思ってしまいました。

仕事が好きってやっぱり才能なんじゃないかなって。バスケが好きって何で好きなのって言われるとわからんところはあります。バスケが嫌いな人を無理やり好きにさせるってやっぱり元から好きな人とは何か違う気がする。

課長以上の人たちってほぼ例外なく「仕事好き」なんですね。「仕事ができるから仕事が好きなのか、仕事が好きだから仕事ができるようになったなのか」まあ両方あるとは思うんですが。だからベースは仕事好きのほうが生きやすいと思うんですよね。「あ、課長。ですよねー。わかります。」みたいな。仕事好き同士気が合うみたいなところあります。わかるけどできるかは別問題な。

なんか上司は敵みたいな風習ありますよね。僕がよく後輩に言ってるのが「OK,OKっていうだけの仕事なら高い給料払って課長なんか雇わずにオウムやとってたほうがエサ代で済むから安上がり」って話。

言われたら嫌なことかもだけどそうやって仕事の質を上げるから課長には高い給料が支払われている、そういう話だと思います。

で、仕事が嫌いな人達を仕事を好きにする。これは本当に難しいなあと思います。

うちの同期で1,2番目に早めに課長になった同期も「研修なんて意味ない。その場限りでそのあと生きない」って言ってて、確かになあと。

「言うは容易く行うは難し」ってほんとにそうなんですよね。結局行動がすべてで、ビジネスの考え方の知識なんてたいてい同じようなこと書いてあるんだから、2、3冊読んどけば内容としてはカバーできる。あとは実戦の具現度の話。仕事ができる人は何をやってるかはたいしたことなくて行動の具現度がとにかく高いって話。はじめの一歩の世界チャンピオンのリカルドマルチネスのパンチはやっていることは変わらないけど、洗練されているから世界一のパンチという話。

「人の性格を変えようだなんておこがましい」とは思っていて、その人の根っこの部分は他人に変えられるようなものじゃない。でもやっぱり仕事が嫌って状態で仕事をするのは結構人生大変だから、何かしてあげられることはないかなあと思う。

「どんなに仕事ができないやつでも何かしらいいところは絶対あって、俺はそこを伸ばす」ともその同期は言っていて、わかるんだけどこれが本当に難しい。自分が仕事のクオリティに楽しみを覚えるタイプだからか、「なんでよくしようとしないんだろう」「なんでこれで課長がOKって言えばいいって思っちゃうんだろう」って「自分がやったらもっといいものにするのに」って思いはどうしても出てしまいます。結局強制でやってもいい仕事ってできないんですよね。もちろん後輩が成長してくれるのは自分以上にすごい嬉しい。でもやっぱり伸びるやつは伸びる、こいつは伸びるなっていうやつはやっぱり元から仕事へのスタンスが違うって自分は思ってしまうなあと。そのときの能力はあんまり関係なくて仕事へのスタンスが大事。難しいですね。

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