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DX×地域活性化

DXとは

DXとはDigital Transformationの略語である。
デジタル技術を用いることで、生活やビジネスが変容していくことをDXと呼ばれる。

ちなみにですが、Digital Transformationを略するとDTと思ってしまうかもしれませんが、既にプログラミング用語でDTがあるため、混合しないようにTrans(交差)を表するXを使われています。

またITとDXを同じだと勘違いをしてしまう方もいらっしゃいますが、ITは作業プロセスの効率化を図るものであり、DXがもっと大局的なレベルで製品・サービスやビジネスモデルの変革を目指しているので、かなり違いがあります。


DXを活用した地域活性化の事例

DXは既に地域活性化において活用されつつあります。
経済産業省は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と連携して、「地方版IoT推進ラボ」を設立したという背景もあるからでしょう。
地域IoT推進ラボに認定された団体は「地域ラボ」と呼ばれ、全国に106ヵ所存在しています。

実際にいくつかの事例を取りあげてみましょう。

水害対策強化

福岡県の直方市役所を中心とした地域ラボのDX事例です。
九州では台風などによる水害が多くありました。
これを対策すべく地域ラボとIT企業、大学等と協業し、洪水から住宅地を守る樋門の制御・監視を遠隔から行うシステムを研究開発しています。

樋門に水位を計測するセンサーや監視カメラを設置し、通信で遠隔操作できるシステムを実装することで、安全かつ効率的に地域住民を水害から守る仕組みを実現しました。

地域コイン「さるぼぼ」

岐阜県にある高山市・飛騨市・白川村の3自治体が、「さるぼぼコイン」と呼ばれる地域コイン(デジタル地域通貨)を発行しています。

スマートフォンのアプリで使用することが出来、
1.2次元コードで簡単決済
2.ユーザー同士でコインを送金
3.いつでもどこでもチャージ可能
4.チャージでポイントゲット
といった点を長所とし、飛騨地域の約1,500店舗が加盟店するなどといったように地域を盛り上げています。


DX×地域活性化の未来

DXは地域活性化に限らず、多くの企業が取り組み始めています。
そんな中、地域活性化も同じようにDXを活用しようとする動きを見せている所が多いです。

DXによりこれまで以上に効率的にビジネスを行う事が出来ます。
地域活性化として言い換えれば、DXを活用すればこれまで以上に地域活性化を行う事が出来るという事です。

スマートフォンやPCを始めとした電子機器の普及は目まぐるしいです。
今や老若男女問わずにスマートフォンを使用しています。

DXを活用する事でこのスマートフォンを所有している人に向けた様々なサービスを展開する事も可能となります。

この事からも地域活性化を行っていく際には「DX」という言葉をキーワードとしていく事が必要になると私は考えています。

しかしDX化をしていくうえで、資金不足や人手不足といった課題もあります。
一度違う方法で地域活性化を行った後、DX化をしていくという事も一つの考え方でしょう。


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