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【人生100年時代は自分の価値観の時代】 感想:『LIFE SHIFT』 リンダ グラットン, アンドリュー スコット

『100年ライフの大きな特徴の1つは、ライフスタイルと人生の道筋が多様になることだ。どのような人生を送るかは、1人ひとりの好みと環境で決まる』

感想

この本が参考文献になっていた本を何冊か見かけました。
きっと重要なことを言っているのだろうと読んでみることにしました。
長寿の時代をどう生きるか、が主なテーマです。

「人生100年時代」と言われるようになってきました。
私はいま42歳ですからあと58年もあります。
65歳で退職しても、その後35年もあるのです。

衝撃的な試算が紹介されていました。
Q. 100歳まで生きるとして、勤労時代に所得の10%を貯蓄し、引退後は最終所得の50%相当のお金で毎年暮らしたい。その場合何歳で引退できるか?

もちろんこれは海外の試算なので、日本にそのまま適用できません。
70歳くらいでどうにかならない?と私は考えましたが

A. 80代

・・・

いや、、さすがに私も80代まで現役は想定していません。
とはいえ、「これまでの教育→仕事→引退という人生モデルはもう使えなくなってきている」と本書で指摘されている通りなのでしょうね。
単にお金の面だけでみても、何歳でリタイア!とが区切れなさそうです。

そうすると、自分のスキルや環境に則した働き方を考えたほうがよさそうです。
もはや画一的な生き方、という概念は通用しませんから
『100年ライフの大きな特徴の1つは、ライフスタイルと人生の道筋が多様になることだ。どのような人生を送るかは、1人ひとりの好みと環境で決まる』
ということになるのでしょう。

じゃあ仕事どうしよう?

テクノロジーによる仕事の代替はよく指摘されていますが、これから高齢化がさらに進んで人手不足が予想される状況では
「ロボットに雇用が奪われうることを心配するより、ロボットが労働力人口の縮小を補い経済生産と生産性と生活水準を保ってくれることを歓迎すべきだろう」
と述べられています。
日本のことでしょうか。
ロボがいろいろやってくれる、そんな未来に期待したくなってしまいます。
医者の仕事はどんなふうに変わっていくのでしょうね。

この本を読んで実践したこと/したいこと

やっぱり自分の価値観の時代だなと思いました。

やりたいこと?
興味?
好きなこと?
大切にしてること?

このあたりを自分で突き詰めていくのが今後の生き方なのかもしれません。
逆に言えば、これらの問いに答えが出ないと結構つらいかもしれないですね。

いまの「やりたいこと」は、少なくとも向こう数年は私を楽しませてくれそうです。
ですが向こう数十年と言われると、自信はありません。

なので長い人生を楽しむために、いろんなことを学んで、いろんなことができるような人になりたいなと思うのです。
ものすごく抽象的ですけどね。


おわりに

今回は人生について考える本でした。
100年時代をどう生きるか?がテーマです。
自分の寿命はわからないので 備えだけはしておきたいですね。

読んで頂き誠にありがとうございます!
少しでも何かのお役に立てたら とても嬉しく思います。

スキを頂けたら もう最高です!
もしも万が一、フォロー頂ける光栄にあずかりましたら必ずフォローバックさせて頂きます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。


基本情報

リンク:LIFE SHIFT
購入場所:図書館
読み始めた日:2024年3月11日
備考:読書ノート8冊目終了
もともと5/30に投稿する予定でしたが、別の記事を投稿したために順番が入れ替わっています。



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