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【インタビュー】生態圏エンジニア インターン生たちにイノカについて聞きました。

イノカには、「生態圏エンジニア」という職種があります。
生態圏エンジニアとは、特定の生物群の生育に適した環境、または任意の環境を人工的に構築する専門家。
「生態圏」とは、生態系を健全に保つためのさまざまな野生生物の生息・生育のために必要な空間的連続性または一体生をもったまとまりを指す(環境白書より)。

今回は、生態圏エンジニアとして活躍している学生インターン生の二人に仕事の内容や大変な点、イノカの雰囲気についてインタビューしました。

手前が勝見さん・奥が黒田梅男(仮名 / 以下 黒田)さん

今日は、よろしくお願いします。
二人は、イノカの生態圏エンジニアという仕事をどこで知りましたか?

黒田:
インターネットで「海 会社」で調べて、2ページ目にでてきたのがイノカでした。イルカっぽいなと思ってクリックしました。

勝見:
Twitterでイノカを見つけました。
水槽の写真を見た時に、よく生き物を理解している人がつくっている水槽だと思いました。
そして、ぜひ直接見てみたいと思ったことがきっかけでした。

実際にイノカのオフィスに来てみた印象はどうでしたか?

黒田:
潮・海水のにおいがするオフィスで、思ってた通りのオフィスでした。

勝見:
自分は来るまで全く予想がつきませんでした。
入ってみたら、色々なものがあってラボっぽいなと思いました。

黒田 梅男:
それはたしかに。

勝見:
商談をしている机の隣で、水槽をいじっている感じがいいなと思いました。

イノカに来て、どれくらい経ちますか?

黒田:
8ヶ月くらいですね。

勝見:
僕は、7ヶ月くらいですね。
(イノカのインターン制度をはじめたばかりの時から来てくれている2人です。)

普段、生態圏エンジニアとして、どんなお仕事をしていますか?

黒田:
主に水質検査をやってます。
サンゴの成長や健康維持に欠かせない物質の測定をおこなっています。
さらに、僕はサンゴのポリプ単離の実験に挑戦中です。

勝見:
たしかに黒田くんは水質検査が多めだよね。
僕は、水槽メンテナンスが多いな。
水槽のメンテナンスの内容としては、週に一回 水替えしたり、海水の比重をみたり、生き物の調子をみたり、水槽の維持管理に努めています。

水質検査をする黒田さん

生態圏エンジニアの楽しいところを教えてください。

黒田:
個人的には、生き物を育てていく上で大切な要素を学びながら、作業できるところですね。
あとは、オフィスの水槽を見られること。

勝見:
たしかに黒田くんはずっと水槽を見ている印象ある!
僕は、水槽のメンテナンスしていて、毎週生き物が違う姿を見せてくれるところですかね。
特にサンゴは、メンテナンスの良し悪しによって成長度合いが違うので、それを見ることが楽しい。
僕がメンテナンスした水槽が調子よくなった時は、嬉しいですね。

生態圏エンジニアの大変なところを教えてください。

黒田:
水質の測定を失敗して振り出しに戻っちゃう時ですかね。
注意してないと、作業を間違えて、タイムロスしてしまうことです。

勝見:
やはり生き物が相手なので、メンテナンス以外にも緊急で動かないといけないことや、気を張ることが多いことですかね。
ふとした瞬間に魚やサンゴ大丈夫かなと考えることがありますね。

水槽の様子を観察する勝見さん


イノカってどういう会社ですか?

勝見:
毎日いて感じるのは「勢い」。
みんなが積極的だし、自分がやりたいって思ったことは口にだしたら実現できる会社です。

黒田:
一言でいうと、いい意味でカオス。
色々なものがあるという意味でも、色々な人もいるという意味もです。
自分と全く違う世界で生きてきた人もいますし、総じて言えるのは、その人の哲学的なものを学べる。

インターン生同士でいきものトークするの?

勝見:
話したい人いっぱいいます!
だけど、みんな忙しいからなかなか話せない。出張だとゆっくり話せる。
みんなでいきものトークしたいね。いきもの会つくります!

黒田:
いいですねぇ。生き物好きで直記さん(弊社CAO増田)を囲みたい。

勝見:
ただただお互いに生き物への愛を語る会したいですね。
この仕事の原動力って生き物が好きってことだと思うんですよ。
黒田くんって仕事の原動力ってなに?

黒田:
興味関心ですね。
自分の知的好奇心がやっぱり大きいと思う。
なにかを見て鳥肌がたったら、自分の直感を信じてそれを続けることが多いです。

ちなみに、イノカでは鳥肌がたつ体験はしましたか?

黒田:
イノカの水槽をみて、口だけじゃないんだ。と思った時です。
口だけなら誰でも言えるけど、実際にやるとなると、労力と時間と思考を費やさないといけない。
自分の限られた時間をつかうからこそ、相当な覚悟をもってこの水槽をつくったんだなということが垣間見えました。
それが、純粋にイノカに来たいという原動力になりました。

勝見:
水槽はイノカの顔。これ以上のものを一緒につくっていきたい。
そして、その可能性をイノカには感じる。だから、自分もついていきたいと思う。

生態圏エンジニアを通して、やりたいことを教えてください。

黒田:
生態圏エンジニアを通してもっと海を知りたいです。

勝見:
エンジニア=つくる なので、もっと実際のフィールドを見たいです。
閉鎖系は解放系がないと、そそて完璧に解放系を理解しないとできないと思っています。
フィールドを調査したり、より生態系を理解したいと思っています。

来月に磯調査いきましょう。

勝見:
幼魚とか見つけられますかね。春の磯ってどうなんだろう。
あんまり生き物いないのかな?

黒田:
でも、潮の香りを嗅げるだけで幸せだよね。

勝見:
この間は、夜磯だったから、明るい磯もいきたいね。
前回は、油壺だったけど、また違うところいきたい。
また夜磯になっちゃうけど、ミズウオとかもいきたい。
黒田くんと水族館もいきたいな。

イノカでなしとげたいことを教えてください。

黒田:
水槽をつくる過程を学びたいです。
なんでこういうつくりをしているのか学びたい。
そして、人生に深みを出したいです。

勝見:
水槽のクオリティーをあげて、環境移送技術を水圏から陸域まで広げたい。生態圏エンジニアって、今は海だけだけど、生態系って海だけじゃない。
陸域の生態系の再現への橋渡しや、環境移送の技術の可能性を広げていきたいです。

お互いの印象は?

勝見:
最近は、水槽のメンテナンスインターンにも参加してくれているからよく話すようになったけど、それまでは仕事が違ったからあまり話したことなかったよね。
この間の大阪出張や磯採取に一緒に行ったことで、より親しくなり、業務以外の話するようになりました。

黒田:
勝見くんは、直記さんから信頼されて仕事を任されているイメージ。
そして、ガッツがある印象でした。
実際に一緒に仕事をやってみて、どんなことにもまっすぐに向き合って、難しいこともチャレンジしていく姿、すごく素敵です。

勝見:
僕は、変化球投げられないです。笑
黒田くんは、自分にないところを沢山持っています。
最近、イノカに外国人のスタッフも増えてきて、黒田くんみたいに英語話せるのいいな、と思っています。
黒田くんは視点が違ったり、視野が広くて、こんな考えがあるんだって気がつかせてくれる存在です。

将来の夢を教えてください。

黒田:
僕は、世界中の海の上を浮かぶこと。

勝見:
いつか魚の新種を発見して、記載したい。

イノカに興味をもってる人にひとことお願いします!
黒田:
まずはイノカのオフィスに遊びに来てください!
頭で考えるより来てもらったほうがいいと思います。

勝見:
魚やサンゴが好きという思いを存分にぶつけられる場所です。
類は友を呼ぶというので、このインタビュー記事をみて、ちょっとでも「わかる」ってなったらぜひ来てほしいです。
インターンじゃなくても見にきてほしい。笑
特に、イノカに長く来てる人は、みんな生き物への想いが熱い。
みんな方向性が違うけど、パッションがすごいです。
黒田さんに対しては、ダンゴウオを探しに行った1月の夜の磯遊びで感じました。
マリンシューズで1月の夜の磯に入っていたの、やっぱりすごいです。

黒田:
足の感覚なくなりました笑

1月の夜磯ツアーの様子

応募について
生態圏エンジニアのアルバイト / 正社員 を募集しております!

応募方法は、下記の通りです。

①イノカ採用までメール:info@innoqua.jp

②INDEEDより応募:
アルバイト
http://jp.indeed.com/job/生態圏エンジニア水生生物の管理調査スタッフインターンアルバイト-25d4b586c413d352

正社員
http://jp.indeed.com/job/生態圏エンジニア水生生物の管理調査スタッフ正社員-968b7a182b1f5f4f

ぜひみなさま、オフィスまで見学にお越しください。

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