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たかこときめく。

先月末、とある先人の教えによってメイクに復帰したくなった、という話を書いた。

ゴールデンウィークに決行しようかともくろんでいたのだけれど、黄金週間はパズルでつぶれた。

予定は未定なところは飾りようもないなと思いつつも、本日、ついにやってのけた。
実に十年ぶりぐらいのまともなメイク。

まともなメイクって何だろうと定義を考えてみた結果、とりあえずクレンジングは必要になるよねというところまでやれれば、とハードルを低めに設定。

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今回の計画にあたり購入したもの、そして今日、使ったものがこちら。
BBクリーム以外はアマゾンでお買い上げ。

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これがくだんの記事で迷っていたハイライト。
かわいい。何度みてもかわいい。

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何でも大英博物館とのコラボだそうな。
かわいければ細かいことはどうでもいい。
色はシャンパンゴールド。

今日はこれを使って目の下のクマをどこまでごまかせるかを実験したかった。

まずBBクリーム(UVカット効果つき)を薄めに塗ってからセザンヌさんのハイライトコンシーラー(カゴの中の細いスティック)を軽く叩きこんだあとに、チャコットのパウダーをささっと。

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これは以前から使っているもの。
チャコットはバレエ専門店。そこが出しているコスメならおのずとカバー力は保証されています。

チャコットコスメはアイカラーとかもちょっと他では見つからない面白い色がそろっている。
舞台映えするようにビビッドなものが多いけど、うまくやれば普段づかいとしても決して派手にはならない。しかも何故か安い。

チャコットのパウダーはもう一種類もっていて、そちらはUVカットつき。
今日は肌がびっくりしすぎないようにノーマルのこちらで。

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ちょっとパウダーが入ってるかな?入ってないかな?あたりの明るさ。
これをパフでぽんぽん。

これだけで結構クマは隠れていた。すごいな。

でもキューピッドのハイライトをどうしても使いたかったから試行錯誤のつもりでクマの下あたりにブラシでのせてみた。

ううん。ちょっと量が多すぎたな。

というわけでそこからラインをひくイメージで頬骨まで引っ張っていったら、数分後には肌になじんで良い感じに。

あとはハイライトって言ったらたぶん顎とか額とか、だいたいそのへんだろうといろいろやってみた。

せっかくなので指づかいだとどうなるかも実験。たぶんブラシより指のほうが調節できそうだな、と仮定。

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さて、人生で三度ぐらいしかトライしたことのないビューラー(カーラー?)の出番です。
あらかじめyoutubeで使い方はざっくり観ておいた。下に引っ張るとか初めて知ったわ。

なんとか睫毛が上向いたので、ラベンダーグレイのマスカラをこわごわ塗ってみた。
やっぱり推し色でいきたいものよね、と思っただけなんだけれど、これが正解だった気がする。
黒すぎず、インパクトありすぎず、自然な色あいがとてもわたくし好み。

で、とりあえず完成。
いやびっくりです。

鏡の中に美人がいるじゃないですか。

まさに「これが私……!?」状態。
わりと冗談ぬきで。

いやもう本気で美人なので衝撃のあまりツイートしちゃったけど清々しくスルーされました。
我がフォロワーさん、こぞって誠実でいらっしゃるわ。

とにかく私の満足感たるやただごとではなかった。

美人ではないにせよ(美人ですがさておき)クマをごまかせるかという試みは見事に成功。
あとはちょっと適度に太って、クマというよりくぼみを内側から健康的にふくらませれば本格的な美人になれるんじゃないかなあ(現状でも充分に美人ですがさておき)。

それにしてもマスカラってすごいのね……これだけでこんなに違うのかっていうくらい印象が変わる。
四十五になんなんとするおばちゃん、美人ですが無知だったなあ。
いやあ、面白い。この年になって気づけたこともひっくるめて面白い。

そしてメイクはやっぱり楽しい。

今日はひとまずクマ隠しをしてみたかったのでほぼカラーレスだけど、明日はアイメイクもしたいなと早くもテンションが宙に浮いている。

そういえばアイライナーも苦手で避けてきたものの、今や関心たっぷり。
さっそくアマゾンで検索。色はもちろんパープル系です。
まあ、アイライナーそのものはなくても濃いめのアイカラーをほそーく塗って重ねていくっていうことはしてたので、その手口でもいけるかな。
でもやっぱりここはひとつ挑戦したい。アイライナー。

ちなみに眉毛はボディショップの黒いパウダータイプを愛用している。
もう十五年ぐらい使ってるけど減らない……というのも、家にいて眉すら描かない日が続いてたからなあ。

でもコスメマニアだった時期はこの黒のパウダーがなくなるのがひそかに恐怖だった。
なぜなら、日本では黒のアイブロウ用コスメって実質、存在しないから。
どのブランドもノンブランドも基本はブラウン。黒に近い色でもダークブラウン。
私は髪色が黒(ちょっと明るめ。留学中にシャワーで色がぬけたらしい)で染めたこともないし、こうなると美しい白髪を目指して染めずにいきたいから、眉も是非とも黒で描きたい。

いろいろなところで探してBAさんにも相談して、たどりついた答えは、海外で買うか、アイカラーをかわりに使うか。

後者が楽しそうだなと思ってチャコットのアイカラー、ブラックを買ってストックしてある。
まさに真っ黒。こういうアイカラーが普通にあるからチャコットさんは面白い。
でもまだボディショップのパウダーがあるので、しばらくは出番がなさそう。

などと、眉と睫毛以外ほぼカラーレスでもそこそこのメイクをしてしまうと、やっぱりリップカラーを追加したくなる。
というかこれで口紅がないと何かだらしない。美人が台無し。
というわけでオレンジのリップをうすーく塗って完了。

そういえば一時期はまってたなあ、オレンジのリップ。輪郭用に。
オレンジで形をとって全体は別の色にするとメインの色が落ちてもあまり違和感がなかったり、単純に色あわせが楽しかったりで、そういう手間をやってました。

明日はそれにもリトライしてみようかな。

明日も美人になっちゃうな。困ったな。

それにしてもメイクってこんなに楽しかったっけ?
と、こころのどこかでぽかんとしております。

そして何度でも言うけどわたしって美人だったんだな、とも。

その美人、きょう何をしていたかというと、美人なのに外出するでもなく、誰かをお招きするでもなく、Netflixで「機動戦士Zガンダム」を一話からおさらい鑑賞して過ごしました。美人のくせに。美人ゆえに。
公開延期になった「閃光のハサウェイ」のためにも夢中になって再履修。

ちょっと伸びてきた髪をゆるく結って、明るい色のTシャツとルームウェアのボトムにはだしでリラックスしきって、紅茶のマグを片手に。

明日もたぶんそんな一日になるのではないかと予想している。
美人はつつましく生きるものです。美人だから。

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なお、明日はこちらのマスカラを使ってみる予定。
今日のはラベンダーグレイでニュアンスカラーみたいな感じだったけど、こちらはばっちりパープル。どれくらい発色するか楽しみ。

アイメイクはどうしようとか、リップはとか、考えるだけでもわくわくする。

ガンダムの続きもどきどきである。
ちゃんと結末まで知っているのに、不思議だなあ。



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