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【映画エッセイ】ボブ・マーリーONE LOVE

*しつこい様ですが本映画エッセイは、映画はクリスタル論に基づく映画エッセイです。クリスタル論とは・・・詳しくはリンクを見てね

最初に言っておきますが、この映画を語るほどのレゲエ用語を持ち合わせてないので多分生粋のレゲエ・ファンからしたら「こんだけ!どんだけ!」と怒り出すぐらい短文で終わるかもしれません、ごめん!

でも・・・無知を晒すのを承知で言いますけど・・・この映画を観に行かなければ私は一生レゲエがこんなに熱い人が命かけて築き上げたものだと知らなかったので本当にこの映画に感謝したい。

特に本当にソルジャーのように毎日体を鍛えて音楽をやり続ける姿に、360度レゲエを見る目が変わった。(あ、元に戻ってしまうので、やっぱり180度ですね、多く書けばいいというものではない)

言うなれば・・・よく誤解されがちな沖縄の言葉「なんくるないさー(どうにかなるよ)」がありますが・・・そこのゆるいところだけとって、前につく「まことーそーけー(誠を尽くせば)」を知らないちょっと恥ずかしい人のような!

まさしく、チルアウト的音楽としてしかレゲエを理解してなかった自らの無知を恥じた、そんな映画体験でした。

話は変わって。
芸術に答えはないとはいえ、伝説的な音楽人を扱う映画というからには、人それぞれ受け取り方あると思いますが、やっぱりレゲエを知ってるか知ってないかに関わらず鳥肌ものの「すげえ!」と感じる瞬間が「ある」か「ない」かって結構、「音楽映画」として成立するかの、重要なポイントだと思う。

*それでいうと「i ai 」はギリやっぱり、「パンク」を表現し切った音楽映画ではなく、あくまで刹那の青春の瞬間を描いた青春映画だったな、と思う(あくまで自分の意見)。逆に姉が出演した「コザママ♩」は音楽で心を打たれる点が音楽映画なんだろうな、やっぱ!

本作には、その観客一同(多分)音楽に目覚めるシーンが「あった」!!
物語的にも「本当に実力あるのかこいつら・・・?」なシーンで、「やば!売れるぜ!」と音楽を聴いた瞬間に、観客含め確信する、そんなシーンがあるのです。

いやぁ・・・ドキュメンタリーでもその瞬間撮るってこともすごいことなんだけど、その運命の瞬間を再現するって、それって本当にすごいことだよなぁ。他にも銃撃される瞬間の生々しい間であったり、さまざまなところで、リアルを感じた!

あと良かったのは、音楽に詳しい姉夫妻といったこと!(私の姉はミュージシャンのjimama、義兄は写真家のG-KENさんですが、G-KENさんは、過去に友達のレゲエ・バーを手伝っていたということで、映画に出てくる人をみんな知ってて、そんな人が見て良かったという映画なので、きっとデティールも素晴らしいのだと思います!

蛇足ですが、最初の息子からのメッセージは映画の後でもいいなと思った(笑)
お父ちゃん愛なんだね。レゲエファンからしたら胸熱なのかも!

ぜひ、レゲエ初心者にこそ観てほしい映画でした!

追伸:前に24時間以内でかく!みたいなことを書いたのですが本作は、過去に見た映画です!

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