島セルフレポ5 アバウト・ザ・ロード
今週はゲームといったら「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)とスマホの使い切りゲームしかしていなかったなあと振り返る日曜日。
虫歯の治療と上下する気圧に翻弄されると疲れる、これは仕方のないこととは言え基礎体力も大いに関係するだろう。
というわけでSwitch版「Just Dance 2021」をそろそろ再開しちょっとでも鍛えたいところ。
(先々週ぐらいにふんわり再開しかけていたところ虫歯を抜くことになって激しいスポーツ禁止となった。一日坊主は私のせいじゃない。虫歯のせい)
実は「リングフィットアドベンチャー」もトライしたいなあと思ってそろそろ一年。さすがにSwitch liteでは無理があるから通常のSwitchがほしい!でもゲーミングPCを買ったからまず貯金からだな!で、そこそこ貯まった頃にPS5が買えるようになってたら一も二も無くそっちに行っちゃうんだろうなと予想。
(いっそJoy-Conだけ購入することも検討していなくはないんだけど結局いずれ通常版Switchを買ったら無駄になっちゃうしなあ……Just DanceはスマホがJoy-Conがわりになるから心底たすかる)
そんな健康とゲーム事情でぼんやりしている内に六月。
あつ森の我が島は南半球ゆえ、ちょくちょく雪が降るようになってきた。
今回の島レポは都会エリア、道の話。
おさらいのようになるが、島クリのきっかけになったのは三段目にある畑だった。
この畑は映画「ジュリエットからの手紙」(メインの舞台はイタリアのヴェローナ)をイメージして作ったので、そこから下がっていって一段目もとりあえずヴェローナの風景を思い出し、あれこれ想像をふくらませてみた。
残念ながらヴェローナには街の中心部に数時間しか滞在できなかったのだけれど、それでもその中で印象に残ったものがとっかかりになるはず。
何か全体的に薄暗かったな、とか。
十一月末のことだったので当たり前なのだが、ちょうどその週に街全体のクリスマスデコレーションが始まったばかりと聞いた記憶もある。
なら普段よりは明るい雰囲気になっていただろうに、実際に地元の人たちも心なしかうきうきしていそうに見えたのは確かなのに、何となく全体的に暗く、重かった。
考えていった結果、それは恐らく石の街だから、というところに落ち着いた。
石畳で、建物も石づくり。まさにヨーロッパ。
ヴェローナに移動する前はミラノに一泊したのだが、そちらはもうちょっと明るかった気がする。
石といっても色味があるからその違いが出たのだろうなあ。ミラノ大聖堂は真っ白だし、やはりヴェローナに比べると大都市なので観光地として整備されている。
ガレリア(高級ショッピングアーケード。プラダ本店がある)とか天井がガラスのドームになっていて「すごいなあ」と思ってただただ見上げていると「暗い」とか「明るい」をむしろ感じない。ちなみに北部で治安も良い方なので口を開けて見上げていてもスリに遭わない、と断言してしまうとアレだけど南下するほど危険というのは事実だからミラノはイタリア旅行のスタート地点として優れているとは思う。
ヴェローナはミラノからヴェネツィアに移動する間の休憩で寄った地域。
ざっくり田舎と都市の中間ぐらい。日本で例えるとたぶん埼玉あたり。と埼玉県民の私が言うと途端にあやしくなってくるので千葉か静岡ということにしておく。
ヴェローナの都市部は全体の色合いがグレーだった。あまり華やかなお店は無いかわりに、バスターミナルの目の前で市場が開かれていて、それはもうイタリアに期待する「外国」のイメージそのもの。季節柄、ドライフルーツが多めで、後は日々の食材。でも日本にいたらあまり見ないようなものばかり。ジュリエットのバルコニーがなくてもそこだけで楽しめてしまう。さすがイタリア。
でもやっぱり印象としては暗くて重い。そこも含めて美しい街。
これをあつ森に反映させるのはちょっと難しいなあ。
博物館の前は広場にすることに決めていて(これはまた後日)、それを中心に仕立屋や家を数軒、お引っ越しさせた結果、街は海側に展開することになった。決める順番が逆なのは否めないが既に土地は余っていないし、もうそのまま何とかどうにかしたいところ。
いっそヴェネツィアみたいに運河っぽくするのはどうかな。いや、でも運河から田舎地帯への道すじをどうすれば良いやら更にまったく検討もつかんな。
と、悶々と考えて行き詰まったのでちょっと休憩することに。
そして久しぶりにサブスクで映画を観ていたら、わりとあっさり解決した。
前から観たかった「アバウト・ア・ボーイ」
やっぱりイギリスなんだな!私!
映画の内容について語ると戻ってこれなくなるから飛ばすが、舞台はロンドン。
主人公(ヒュー・グラント)がインドア派のため、しばらく屋内の場面が続くが、ちょっとしたことで外へ飛び出した時に目についたのが、柵。
ロンドンの住宅はよほどの金持ちでもなければどれも似たような構造で、玄関を出てすぐ道路だったりする。
が、さすがにヒュー・グラントなので、家を出てすぐ道路だけどそれは歩道。柵を越えて車道。これは家賃がお高めのはず。
歩道と車道を分ける部分に柵があり、柵の向こう(車道側)に黄色い花が咲いていた。
はじめ「ほう、車道側に花が植えてあるのか」とちょっと気になって巻き戻してみたら、歩道側には街灯と公衆ゴミ箱があった。
なるほど。住宅地だし歩道側は住民用の日常的な設備が優先されるんだな……なるほどな……。
これは使える。
念のためというわけでもないが、もう一本、ロンドンが舞台の映画を観てみた。「ショーン・オブ・ザ・デッド」。ゾンビ映画です。
映画ももちろん面白かったけど意識の半分ぐらいは道路や柵に持っていかれていた。致し方なし。でも予想を遙かに超えて面白い映画だったのも事実で、パブを作りたくなった。ロンドンといえばパブだよな!あつ森では無理だな!残念!
それから以前に観た映画「ロンドンゾンビ紀行」や、あとは自分の体験や記憶を下敷きにして、街なみというか、道を作っていった。
柵……もうちょっと低いのがほしいなあと今でも思う。
これで低い花だとバランスが悪いのでヒヤシンスで統一。統一が苦手な私なのに頑張った。せめて色はばらけさせた。
(「アバウト・ア・ボーイ」の花、はじめはミモザかな?と思ったけどミモザは木。低木のミモザもあるらしいが恐らくアカシアの可能性の方が高い)
ロンドンの柵を思い出しているうちに記憶からよみがえって来たのが、謎の公園。
あんなに土地がなさそうなロンドンなのにちょっと脇道に入るとふっと緑あふれる空間がある。
私の頭より高い黒い鉄の柵に囲まれていて、入り口を探してまわってみても鍵つきの門しか見つからない。
中には木々と花、街灯があるぐらいで、ベンチなどは少なくとも目に入る位置には存在しない。
私有地なのか共有地なのかもよく分からない。看板などもない。
調べればすぐわかるのだろうけどもったいないから謎のままにしている。
というあれを、四マスぐらいで再現できないかな?とやってみた。
結果として六マスから八マスぐらいで再現。
謎っぽく完全に閉じるかどうか迷った末、住民が結構ここを通ってくれるので解放。
リアリティを追求するのはとっくにやめていたので、トピアリーとか電話ボックスとか「なんとなくロンドン」「なんとなくイギリス」のノリで飾っていくのが楽しかった。
柵をレンガにしなかったのは、ロンドンって意外とレンガがないから。
あとなるべく風通しの良い柵にしたかった。
ところで、「なんとなくロンドン」と言ったらポストがほしかったなあと、ある時ふと気づいた。
公衆電話はあるけどポストってないのね、あつ森。
ポストを置くだけで結構「なんとなくロンドン」になるし、ロンドンに限らず島クリに使えそうなんだけど、ないのね。ポスト。
という事実に、ある日リアルでポストを探していて思いあたった。
また別の記事で書くかもしれないけど最近は本当にポストが見つからない。だからあつ森にもないのかもしれない。
(最近の若い子は公衆電話の使い方を知らないとかガラケー時代から言われているのに公衆電話があるのはあれだろ、何かエモいからだろ)
こうして改めて書くと自分でも気づかなかったことに気づける。
ヴェローナの重さは石だけじゃなくて、建物の高さや密度もあったんだろう。
ロンドンももちろん高い建造物はたくさんあるけど、あまりぎっしりしてはいない。特に住宅街はむしろ簡素。それを路駐の車が埋めているが圧迫感は何故か印象に残らない。
(フィレンツェの路駐はもはや危機的状況で圧迫というか圧倒されたなあ。もともとの道が狭いんだろうな、イタリア)
新家具で中世の街並みが出たから使ってみたいと思いつつ使わなかったのは、今回は近代の街を作りたいとどこかで思っていたからなんだろう。
中世って重いもんなあ……いろんな意味で。ゲーム的な意味でも。
なお私のこの程度の街でも結構もさっとしているあたりにSwitchの限界を感じる。
そんなこんなで柵から道、道から街を作っていったおかげで、島の入り口や博物館まわりももようやく決まってきた。
次回の島レポは博物館まわりの予定。
テーマは「広場の役割とは」。
もともとは博物館まわりもこの記事でさっくり終わらせる予定が、つきつめたら「広場」というテーマが広大すぎて(広場だけに)別記事になる有り様。
ゲームも文章も見切り発車です。どうにかならんかねと言いながらどうにかする気がない本心。趣味なので。
でも道ももっと語りたいとこを抑えに抑えてこれなのだから何卒ご勘弁願いたい。島レポとは別の扱いの記事で書くかな。ネタは尽きない。
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