島セルフレポ2 秋が来たりてフルーツもぐ
「春ゆきてレトロチカ」、めちゃくちゃ面白かったよ!
なのにネタバレ厳禁でスクショや動画撮影はおろか、語ることさえ慎むべき様子で悶絶してる!これいつ解禁されるの!?日本人のモラルがたまに妙にしっかりしてて却って困惑するわ!
と勝手な愚痴から始まりましたが今回も「あつまれ どうぶつの森」(以下あつ森)の島セルフレポです。
前回は畑について書いたので今回はその周辺の果樹園と通り道について。
正直、このあたりについてはあまり書くことがない。
果樹園はもともと花畑にするつもりだったのが、それより畑周辺に食物系をまとめた方が良いのでは?と考え直して果樹を植えました。それだけ。
もともと我が島ときたら花の量が半端なかった。
一年半ぐらい放置するとああなるのね……更に復帰してから一ヶ月後ぐらいにタイムリープしまくったので余計に……。
というわけで花の処理をどうすべきか考えつつ島づくりをしていたのだけれど、畑と果樹園付近にはあまり花を置きたくないなと。
何というか、香りが混ざって大変なことにならない?
それを言ってしまうと一ヶ所にミカン、リンゴ、ナシ、モモ、サクランボ、と全種類の木を植えるのもどうかとは思う。収穫時期も本来は異なるはずだろうし。
理想としてはミカンはミカン園にしてリンゴはリンゴの園にしたい。でもそうすると土地が足りない。
ちゃんとマップを最初に決めて「ここはミカンエリアで、じゃあヒャクパーちゃんもここに住んでもらおう」といったふうに設定を組むなら不可能ではなかろう。
でも私は果樹園を作りたかったし、農作物と住民をしっかり紐づけすることもあまり気が進まなかった。何となく。
島完成までは住民の入れ替えをストップしたものの(と言いつつ一回か二回ほどこの誓いを破りました。そんなもんです)ずーっとヒャクパーちゃんに居てもらおうかといったらそう言い切れもしないわけで。
「ミカンエリアだからヒャクパーちゃん」にしてしまうと、ただそれだけの理由でヒャクパーちゃんに住み続けてもらうのも何か申し訳ないし、そもそも「ミカンだからヒャクパーちゃん」っていう発想が安易すぎる。だから一時期までヒャクパーちゃんの家のそばにリンゴの木を植えたりしてた。
そんなとこにこだわってどうするの?って話には半笑いでこうお答えしたい。こだわらないと楽しくないんだよ……まじで……。
まあ、ぶっちゃけちゃうとヒャクパーちゃんがお引っ越ししたらそのエリアを黙々と作り直すとか、逆にそういうきっかけを持っていた方が放置防止にもなって良いんじゃないかなとも思う。
いっそテコ入れ程度で済まさず全域リセットしてまた一から島クリするとか。あつ森を長く楽しみたいなら定期的に島クリした方がいい気はする。
ひとまず今回ははじめての島クリということもあって、面倒な作業を避けた。どうこう言ってもこれが実情だろうなあ。
でも畑とか果樹園に花はあまりない方が良いのでは、というこれは何となく譲れない点。本当に何となくだけど譲れない。
香りの問題もあるけど色がありすぎると目が疲れそう。
そんなこんなでちょっとだけある花は終盤の調整でそっと置いたもの。
あと島クリをしていて改めて気づいたこと。
あつ森の視点って前方固定なのね……(あまりにも今さら)。
アプデでカメラ機能に一人称視点が追加されたから振り返った時の図も見れるのかなと思ったらそんなことはなかった。
なら進行方向と逆の位置(背後)にならちょっと花を置いてもいいかな?とか、前方でもエリアの区切りになるなら許容かな、とか自分の中の制限を進捗状況にあわせて緩めていった気が今となってはしなくもない。断言はできない。
果樹園は本当なら果樹以外の木も混ぜたかったけど、いかんせんスペースが足りなかった。
このあたりは畑の次に作ったエリアで、ここで木の配置バランスとか意外と真面目に悩んで工夫した遠い記憶。
あとのんびり散歩できる感じにもしたかったんだけど、あつ森で林道を作るなら横道がベストだろうなと思い知ったり。
実際に他にも数パターン林道を作ってみた結果、縦向きより横向きの方が住民の散歩率は上。あくまで体感。
あとは道の敷き方も当然、関係する。一種類の道の方が住民は通ってくれる。数パターン混ぜると住民のお散歩はもはやレアレベル。
ただ、一種類の道で、花を置かず、咲いていない低木とランプだけだとのっぺりしてしまって上の畑とのバランスが取れない。
畑を作り直すか、二段目をなくして崖を削って一段目まで降ろすか、逆に二段目を潰して持ち上げて三段目に持って行くか、果樹園は別のところに作るか(ここで実験的にいくつか林道を作成)。
と、色々やってみた末、ここにこのまま、とかいう無難な結果。
住民が通ってくれることに重きを置くならば一段目が確実ではあるんだけど(住民の家が一段目に多い場合)、レアであるからこそたまに通ってくれているのを見ると嬉しいし、虫取り大会では予想外に群がってくれるから(何なら虫以上に)それで充分かなあと。
ちなみに果樹園はほぼ果樹のみで他のものはほぼ置かない理由の一つに、収穫しやすいように、という合理的な理由があります。これは設定の話じゃなくプレイヤーの都合。根元に花とか置くと果物が呑まれることが多々。あと風船。風船……いろいろとつらい思い出が……まあこれは機会があったら後日。
見ばえを良くするなら柵や杭を打つとか色々あるんだけど、諸事情でそれも避けた。
よって、わりと簡素になったこのあたり、南半球では今月から秋が深まり、今週から紅葉が舞い始めてなかなか悪くない景色を拝めます。結果オーライとはまさにこのこと。
あとは畑に通じる道。
二段目に上がってから右に行くと果樹園、左に行くと畑、畑をスルーして行くと田舎の家が数軒。という順路になる。
ここもあまり住民が通ってくれない。
初期はそこそこ使ってくれていたのが、一段目に橋を渡したりしてインフラ整備をしたのが裏目に出た。最初から最後まで完全に一種類の道にしてもほぼ通ってくれなくなったから、もう自分が歩いて楽しい道を重視。
田舎って微妙に派手にしたりしてちょっとダサいくらいが田舎っぽいよね?
そんな独断と偏見でカーニバルの家具が大活躍。
しかもこれまた今さら気づいたんだけど、我が島のデフォルトカラーはパープルかピンクらしい。どちらも推しの色なので有り難い。遠慮なく使わせて頂くぜ!
(季節イベント家具って意外と通年で使えたりするよね。やりかた次第で)
畑や果樹園に花はあまり置きたくない、といっても島全体は花が多めになる予感はひしひしとしていたので、花柄だったのもラッキー。
上の畑のテーブルには野菜メインの料理を盛ったから、こちらはフルーツ系の料理をちょこっと。
募金箱のウサギさんはメイドバイわたしです。二年前にぽちぽち作ったスマホ(ゲーム内)用のマイデザ。
カーニバルといえば二月末にあったイベント。
これ、私は去年は不参加だったからしばらくヴェネツィアのカルナヴァーレのことだと思っていたのだけれど、ツイッターでフォロワーさんに「リオのカーニバルだよ」と教えてもらって「まじかよ」って……まぎらわしいよ!服とか仮面がカルナヴァーレで祭りはサンバカーニバルとか!
まあ、カーニバルイベント自体は楽しかったから良いとして、たまたま昨夜Netflixで観た映画「ファミリー・クライム-ある家族の過ち-」(アルゼンチン映画)に触れておきたい。
Netflix映画なのでネトフリでしか観れない、惜しい一本。ネトフリ民以外にも観てほしいのに……「春ゆきてレトロチカ」といい制限の多さがなんてすっぱいんだ大人のパラダイス。
で、これは偶然ネトフリさんにオススメされたので何となく観てみたんだけど、開始から三十分間ぐらいの「ラテン系の家族愛って相変わらず熱いなあ」がクライマックスが近づくにつれて「ラテン系の母ちゃんってすごいな」以外は何も言えない展開になり、強烈な印象を残してくれた。
映画そのものの構造というのか、つくりというのか、そういうのもヨーロッパとは全然ちがう。実はこれを観る一本前に「ヘイター」なるネトフリ映画を観ていて、そちらは「どこの言語?イタリアっぽいけど何か違うしスペインでもなさそうだし」と思っていたらポーランドでした。ラテン語とギリシア語って語源としては意外と近いのか?と新鮮な感動を味わいつつ鑑賞を続けたけどこちらの方がまだヨーロッパらしかったしアメリカらしさもあった。ハリウッドに寄せているというか。
(※今ちょっと調べてみたらポーランド語は書き文字はスラブ言語、話し言葉はラテン語由来だったりするものの独自のポーランド語を主言語とするらしい)
やっぱり大陸が違うとそりゃヨーロッパとは違ってくるよなあと思う一方、壁があってもアメリカ大陸はどうなる?などという浅学ゆえの疑問もあったりして、でも相当な金持ちだったらアメリカ人でもこれぐらい(ラテンの母ちゃん)やる……かなあ?どうだろ?と今こうして書きながらまだ埒も明かないことを考えている。
「ファミリー・クライム」の何がすごいって時間軸を利用した演出もわりとすごいんだけど、とにかくラテンの母ちゃん。これに尽きる。
アルゼンチンの、そこそこ金持ちっぽい(でもマンション暮らし)マダムの、恐らくブランドもののファッションを身に纏い優雅に振る舞い、髪を振り乱すことなく、でもとんでもないことをやってのけてしまえる、その類まれな強さ。
むしろ彼女は被害者だろうにそれはさておきとばかりに冷静に一つずつ事を片づけていくラスト十五分は圧巻。普通、さておけません。「ヘイター」の母ちゃんだったら卒倒してたぞ。
と同時に、「それでこそラテンの母ちゃん!」と拍手喝采する自分もいたり。
私は前回のnoteで「島の畑まわりはイタリア映画の影響を受け、そこから島主の設定を作り、つまり物事を仕切るめっちゃタフな人っていう感じです」みたいなことを書いた記憶がある。
まさにそれ。まさにこれ。こういうイメージ。
アルゼンチンを舞台にした作品というと他では「エビータ」ぐらいしか思いつかないけど、広くラテン系で言うと、須賀敦子のエッセイとか、「グリーン・ブック」の奥さんとか、あれとかこれとか色々と出てくる。ベルリーナさんとか。(?)
そして「ファミリー・クライム」に限って言えば、
「あんなに聡明で力強い母ちゃんなのにあの息子かあ……」
「いやでも息子を溺愛してたからなあ……」
「嗚呼……ラテンの母ちゃん……」
とならざるを得ない。母は強しとはよく聞くがラテンの母はまたキレッキレなのよね。
つまり私の解釈はあながち間違ってもいなくて、自宅の内装もあれで自分のイメージにとことん忠実だったんだな……とちょっと鼻高々。内装について語る日が今から楽しみである(このペースだとゲーム内で冬になっていそう)。
今この調子で島クリをしたら島全域が「ラテンの母ちゃんすげえ」の感情だけで進みそうなので(あるいは「春ゆきてレトロチカ」リスペクトで大正~昭和の和風を目指して突っ走るか。今からスタートするとちょうど「春きたる」な頃に完成しそう)、しばらく現在の島を温存しようと心あらたにする次第であります。
追記:
「ファミリー・クライム」の中ですごく好きな場面があって、
母ちゃん「いくら必要かしら」
弁護士「五万ほど」
母ちゃん「五万ペソなら何とかなるわ」
弁護士「ドルです」
母ちゃん「……!?」
かっこいい!これ私もやってみたい!
誰か「たかこの為にいくら必要?」
誰か(黙って五本指を示す)
誰か「五十万か……それくらいなら何とか」
誰か「ドルです」
誰か「……!?」
誰か「それにゼロが一つ足りません」
誰か「……仕方ない。彼女はそれに値する」
誰かさん、絶賛募集中。
サポートして頂いたぶん、紅茶代に充てさせて頂きます。紅茶は主食です。