圧巻の2発。サガン鳥栖内定の駒澤大・荒木駿太が新境地を開いた瞬間。深井正樹監督とフロンターレ内定のGK早坂勇希に引き出された新たな力とは。
「え?こんなシュートを持っているの!?!?」。
ゴール裏でカメラを構えていた僕は、彼が見せた3つのシュートに大きな衝撃を覚えた。
駒澤大のエースストライカーであり、チャンスメーカーである荒木駿太。来季、サガン鳥栖入りが内定している高速アタッカーは、自慢のスピードと抜群のボディーバランス、ドリブルをしながらも顔を上げて周りを見渡して、常にパスとクロス、シュートの選択肢を持っている高性能アタッカーでもある。
これまでも荒木は度胆を抜くようなスーパーゴールを連発してきた。
カウンターからニア上を射抜く弾丸ライナーを描いたかと思えば、ゴール前に飛び込んでワンタッチで押し込んだり、カットインから右足インフロントでカーブをかけて逆サイドネットに突き刺すシュートを披露していた。
だが、関東大学サッカーリーグ第12節の桐蔭横浜大戦で見せた3本のシュートは、今までの彼から見たことがないものだった。
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