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仕事をしながらMBA🎓を取る意味

2019年4月からアメリカ🇺🇸ボストンにあるマサチューセッツ大学に入学をし、MBAを取得するために勉強を始めてからもうすぐ2年が経過する。

卒業まではあと1年から1年半を要するため、まだまだ道のりは長い。


平日は仕事をしながら、土日は好きなサッカーを見る時間を優先しながら勉強時間を確保することはとても大変だし、勿論課題がストレスになることもある。

でも、自分の意思で始めたこともあり、投げ出そうと思ったことや途中で辞めたいと思ったことは一度もない。

最近先輩や友達からは「何でMBA取ろうと思ったの?」「MBAって意味あるの?」と聞かれることが増えてきたため、自分の思考整理のためにも改めて書き留めてみることにしてみた。


MBAを取得する理由

これは極めて単純で明確だ。

自分はいつかサッカークラブの経営者になってACL(アジアチャンピオンズリーグ)で優勝し、クラブワールドカップに出場する妄想を描いている。

そのためには、今の住友商事での経験では得られない経営的知識をいち早く吸収し、いつでもクラブの経営者になれる準備をしておきたかったからだ。

改めて、2年前にマサチューセッツ大学へ提出した論文を見てみたが、MBAを取得する理由は「一流のサッカークラブ経営者になるため」と明確に記していたし、教授たちへの自己紹介でも当時から言葉にし続けている。

受講を開始した当時も今も、考えていることにブレはない。


MBAを取得する意味

意味があるかないかを問われると、「長期的に見ると意味はあると考えている」というのが本音だ。

今学んでいることが直ぐに本業に活かされたこともあったが(「Customers and Market」というマーケティングの科目は、偶然にも直ぐに本業に活かされた)、他の多くは直ぐに活かされるわけではなく、経営者もしての視点や考え方、スキルに触れるという場面が多い。

学んだスキルを直ぐに活かせるわけではないのだが、他にどのような意味があるのか改めて考えてみたところ、自分なりの答えは以下の2つに集約された。


①自信を付けられる。
②刺激を得られる。


1つ目の「自信をつけられる」については、スキル的な要素も勿論あるが、一番は「これだけ勉強しているのだから、何がきても大丈夫だろう」というメンタル的な要素が強い(サッカーでいう、これだけ練習したから勝てるだろうという感覚に近い)。

平均すると、平日は毎朝と毎夜に2時間ずつ、土日は1日最低6時間は勉強している(課題の量が多い時は家にこもって12時間程度勉強することもある)。

大学生の時より何十倍も勉強しているし、それを全て英語でこなしていることを考えると、自然と自信はついてくるものだ。

以下は「Customers and Market」というマーケティングの科目で行ったSalesforceの新サービスを題材としたグループワークのPowerPointとWordの提出資料。
最終的に、Wordは80頁程の量になったが、この時は本当に睡眠時間を犠牲にして仕上げた。


2つ目の「刺激を得られる」については、周囲の方々から感じる向上心や能力から体感する要素が強い。

一緒に受講している所謂"同期"は、既に経営層につかれている方や将来起業を考えている方、社費で受講しているエリートの方など様々だが、共通しているのは総じて皆さん頭が良く、向上心が高い人ばかりだ。

こういった方々と話をしていると、自分の未熟さを痛感することが出来るし、逆に、自分が持っている強みにも気がつくことがある。

この輪にいて話をするだけでも相当の価値があるし、自分の思考レベルを引き上げてくれていると感じることが多い。

卒業するまで、残り1年から1年半。
まだ気は早いが、ボストンで開催されるCelebrates Commencement (卒業式) でこの帽子を被ることがとても楽しみだ。

卒業するまでの間、吸収できるものは全て吸収してやる。

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