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週刊審判ダイジェスト 第7号(2024年6月3日)
今週のプレイ
【牽制・盗塁】
— 松田 貴士(まつだ たかひと) (@T_Matsuda44) May 29, 2024
一塁審
捕手からの牽制を見る位置や投手から牽制に備える位置に
"タッグを見に行く意識"
が見て取れます。
二塁審
この位置からは
・タッグ
・走者の二塁についたタイミング
は見えていないはず。
"勘"より"見た事実"に基づく方が精度は上がります。pic.twitter.com/sFRwv06Ck2
捕手からの一塁牽制
映像の一塁塁審は捕手からの牽制をパーフェクトな位置で見ています(画像↓)。
![](https://assets.st-note.com/img/1717461707536-NDhAPzb7lh.png?width=800)
選手(一塁手もしくは走者)をボールと自分の間に挟まない位置まで動いています。ここで、
「プレイを止まって見るのが基本ではないのですか?」
という声が聞こえてきそうです。私はタッグプレイ、特に捕手からの一塁牽制に関しては時間に余裕がないため、止まることよりもタッグが見える位置まで動くことを優先すべきだと考えます。
簡単そうに見えますが、
投手からの牽制に備える
打球もしくはハーフスイングに備える
捕手からの牽制に備える
という多くの仕事を順番にこなしつつ、捕手の一瞬の動きを読んでファウル地域一・二塁間延長線上のこの位置に入ります。
意識が早すぎるとフェア・ファウルの打球に対応できなくなったり、内野ゴロの準備に遅れを取ったり、ヒットならフォーメーションに支障をきたしたりするので、絶妙なタイミングで一つずつタスクをこなしていかなければなりません。
ちなみにこの映像の一塁塁審は投手からの牽制では少しでもいい位置をとる意識から、ファウルラインから一歩分離れた位置にスタートポジションをとっています(画像↓)。
![](https://assets.st-note.com/img/1717462399906-vcz2SjK9Qe.png)
この位置から投手からの牽制がないとわかると、今度は打球(フェア・ファウル)に備えて↑の画像で開けておいた分をファウルラインに一歩寄ることでラインキープしています(画像↓)。
![](https://assets.st-note.com/img/1717462694741-SuGDKlWH8w.png?width=800)
捕手からの牽制はこの位置からさらに何歩か素早く動いてプレイを見に行っていたということになります。1試合に数回あるかどうかのプレイのために走者一塁の際は毎球ごとにこの動きを欠かさない徹底ぶりから正しい判定へのこだわりが見て取れます。
投手からの牽制
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