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2024年4月3週目 第383回毎週日曜の人生一度きり配信

2024年4月3週目 第383回
毎週日曜の人生一度きり配信

今週もバングラデシュにいまして、本日帰国しました。

息子と9日間のバングラデシュワーケーション。
ユーグレナのGENKIクッキーをスラムの学校に配布したり、緑豆を刈ったり、バイクタクシーに乗ったり、日本食レストランの視察に付き合ってもらったり、化粧品の市場調査に同行してもらったり、帰りの飛行機がオーバーディレイしたり、ちょっとヘビーな旅でしたが、無事帰国しました。

特に、スラムでのクッキー配布は、想像していた以上に色々と考えさせられました。下記前提として、バングラデシュの最新概況です。

・7歳以上の識字率は74.0%と前回調査時から8.4ポイント上昇
・貧困ライン(UPL)以下の人口割合が18.7%と前回調査時から5.6ポイント減少
・所得格差を計るジニ係数は0.499と前回調査時より0.017ポイント上昇し、格差の拡大が進行
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/04/ef7595170df478f8.html

現状、識字率も向上し、貧困層も減少していますが、まだまだ学校に行けない子供や栄養失調の子供、ストリートチルドレンがスラムには沢山います。

今回訪問した学校は、フランスNGOとキリスト系のNGOが運営している学校に訪問しました。
親がいない、片親、祖父母のみ、両親健在だが貧困層の子供たちが通う学校です。
公立の学校もありますが、服や鉛筆、ノートやバッグは、自分で買わなければならず、そのお金が払えない層をNGO団体の学校が支えているという状況です。
公立の小中学校では給食も無いため、それもあり通学できない、しない人が多いとのこと。

中には、つい先日、母親と物乞いをしていたが、突然母親とはぐれてしまい、街で1人で寝泊まりしているところを発見され、この施設に来たばかりの6歳の子供もいました。

色々な子供たちの状況を聞くと感情が揺さぶられ、いたたまれません。子供たちに質問する機会を頂いたので、将来なりたい職業や今やりたいこと等を聞きました。

ほとんど全ての子供たちが、医者や研究者、軍人や警察官、アーティストや女優になりたいと言っていました。(バングラデシュでは軍人も警察官も優秀じゃないとなれないエリート層です。住居や各種待遇も良い為憧れの職業です)

全員が、貧困から抜け出す為、勉強することを強く望んでいます。実際にNGO団体の卒業生には、このような職業に就く人もいます。

日本のように、義務教育が当たり前だとなかなか想像しづらいですが、まだまだ世界の貧困は減少しているとはいえ、多いのが現状です。日本の環境は、恵まれてますね。

息子は何を思い、何を感じたのか。日本では、国ガチャや親ガチャという言葉がありますが、この現実を見たら、そんな言葉では言いきれない何かを感じると思います。

最後は、1人の男の子の家に訪問させて頂き、母親と対話させて頂きました。生活方法や仕事、政治、子育て、子供に望むこと、女性の権利について、ディスカッションできました。

本当に貴重な経験です。今、この瞬間も親に捨てられたり、はぐれたりした少年少女が、路上で生活しています。これが、今のバングラデシュの現実です。
この件については、またnoteに詳細書いていきます。

尚、今回は全て許可を得て撮影、インタビューをしています。合わせて私は家族の顔出しをしていませんので、息子の写真は顔が写ってない写真となりますので、ご理解ください。

バングラデシュの未来が楽しみです。
では、今週はこの辺で。

人生一度きり!

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【2024年移動記録】

[国内]→東京・埼玉・長野・軽井沢・福井・石川・京都・久米島・那覇・宮城・仙台・石巻・女川・南三陸・気仙沼・東松島・京都2回目

[海外]→タイ・バングラデシュ・ダッカ
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