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採用活動は未来をつくる

どうも、ものレボCOOの松下です。

今回は、採用活動を行う中で気が付いたことを備忘録としてまとめてみました。

観点は採用活動のやり方でなく、採用活動にどのように接するかという点で記述しています。

視座

タイトル冒頭にある、この「視座」という単語ですが、私が新卒で入社したアイシン精機(いまはアイシン)の上司が使っていた単語で、
どういう使われ方をしていたかというと「視座をあげろ」、「二つ上の役職の視座で判断しろ」といった感じで使われていました。

当時は、なんかめちゃくちゃ難しいことを言ってるけど上からみるのが大切なんだな程度の理解で、本質的な意味は理解できていなかったと思います。

今回、noteを書くにあたり、「視座」という単語を大辞林で調べてみると以下のようにでてきます。

ものを認識する立場。視点。

ここで今回の論点を簡単に整理します。
ビジネスするうえで、立場というのはいたるところで登場する考え方ですが、今回はものを認識する方に論点をあてた記述となります。


視座をあげるということ

この辞書の検索結果を加味すると、新卒時代の上司が言いたかったことは「視座をあげてものを認識しろ」ってことだと思います。
(今ならわかります)

相手の立場に立ってものを考えよう!なんてことも聞きますが、相手の定義によっては実践が難しいこともありますよね。たとえば相手がお客様でなく自分の上司である場合は、上司の立場に立って考えるのって違和感ありますよね。

さらに、人間は相手を主語にするのが苦手で、自分主語にするのが得意な
生き物です。

そんなことを考えていくと「視座をあげろ」、「二つ上の役職の視座で判断しろ」っていうアドバイスは、具体的かつ実践イメージがわきやすい内容で
結構理に適っているなと思います。

(ちなみにものレボの今期のテーマは「全員部門長、全員社長」でして、まさに主語自分にしつつも視座を上げられるいいワードだなと思ってます。)

で、視座をあげるというのは結局どういうことなのか?
を業務キーワードを使って簡単に解いてみると、、

実行の視点だけでなく、企画や管理の視点を入れようねってことだと思うのですが、これをわかりやすく伝えようと頑張って、、
ストーリーラインで話したり、事例ベースで話したりしても、伝わりにくくなり相手に刺さらなかったり、
最終的に言われた方は「一体なにをすればいいの?」って混乱する可能性もあります。


視座と採用活動の関係

上述したように、視座をあげる方法を相手に説明で伝えるのは難易度が高いのはご理解いただけたと思います。

ですが、現場でゴリゴリやっているメンバーにはどんどん成長してもらい、強くなってもらうために視座をあげてほしいと考えるのはリーダーなら誰しもそうだと思います。

では、どうやって視座をあげてもらうか?

持論ですが、実践あるのみ(実践実践実践)と考えています。
(説明しても伝わりませんから)

実践方法はいくつかあるとは思いますが、
たとえば、キーワードでいくと、経営企画、戦略立案、予算策定、予算管理、目標設定、などの仕事があります。

ですが、これらのキーワードの仕事って毎日あるものではないですよね。
(大手企業さんでしたら、多くの機会があるかもしれませんが、あったとしても一部の部署の人だけで全員ではないでしょう)

ここでスタートアップだからこそ!!
手をあげるだけで、だれでも実践できる方法を紹介したいと思います。

なにかといいますと、そうです採用活動です。


採用活動は、人のスキルをみてパフォーマンスしてくれそうか?を判断する小さな仕事ではありません。

スキルをみつつ、
1.ものレボの企業理念、MVVを引き継ぎ、
2.事業を支える強い組織づくりが前に進むか?を判断し、
3.その上で相手に賛同してもらう

仕事です。
1と2はある種、自分のスキルに閉じてそれなりに補えるのですが、最後の3がそうはいかず関門として待ち構えているんですよね。

めちゃくちゃ視座をあげ、複雑な思考と判断を繰り返し、実践することが求められる高度な仕事である一方で、個人の顔がバチバチに見えるため、
放っておくと具体へ具体へと寄せられ、それに伴って視座がどんどん下がっていく特徴を持っています。
さらに、だれにも気づかれずに無意識的に手を抜けてしまう可能性を秘めています。(数年経ってから気づくことになる)

スキルとメンタルの両方を使い倒す、採用活動の実践を繰り返せば確実に
視座をあげることができると考えます。


結論。採用活動は大変であるが、未来をつくるために欠かせない仕事である

人と組織、現在と未来を検算し視座をあげて事業を確実に加速度的に成長させるのが採用活動という仕事です。
(採用広報さんの募集みたいな雰囲気を醸し出していますが、違います笑)

現在と未来を検算することは、事業計画策定や予実管理において誰もがやっていると思います。
採用活動は、上記とは一味違います。候補者さんの第三者視点(現在)と
自分の第三者視点(未来)で事業と組織を見るため、上述の仕事とは違った観点の新しい気づきを得ることができます。
なぜかというと、(持論ですが)強制的にものを認識する数とその角度を
増やすことができるからと考えています。

本や、ほかの先輩経営者から「経営者は採用に注力せねばならない」と聞きますが本当にそうだと思いました。
(今やっておかないと未来は絶対に作れない)


私自身、視座がまだまだ甘いところありますので、採用活動を継続して鍛えていくつもりです。

最後に。
私と話される候補者のみなさま、どうぞお手柔らかにお願いしますね笑

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