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実績が伴わない自分が叶えたいことを叶えられる確率を上げる方法

今日の札幌は雪がしんしんと降り積もり、冬ですよとわたしに語りかけてきている感が半端ないです。

札幌生まれの札幌育ちということで、雪が好きだと思われることも多いですが、はっきり言って北海道民で雪が好き・寒いのが好きという人は少数派だと思われますよ、まじめに。

なので札幌在住ですが基本的に引きこもっております。
おうち大好きわーいわい。


さて、今年も残すところ10日強ということで、コンサルティングでも今年の振り返りと来年の予定についての話がメインになっています。

その中で、頑張ってはいるけれど今現在実績が伴っておらず、理想の自分との差に落ち込むというご相談も受けるので、今日は現状で実績は伴っていないけれど、叶えたいことがある人向けに「理想を叶える確率を上げる方法」について書いてみようと思います。


理想を叶える確率を上げる・・・
ちょっとまどろっこしい言い回しなのですが、わたしの考えをより正確に伝えるとすると、この書き方になります。

前提として「頑張れば誰でも理想を叶えられる!」というのは個人的には否定的に捉えていて、何なら無責任な言葉だなとすら思います。

頑張るというのは主観なので、他人からすると曖昧で評価が難しいもの。
理想を叶えるためには結果を出す・成果を挙げる必要があって、それは具体的な行動にしか紐づかないと思うんです。


例えば、Aという仕事の提出日が明日だった場合、めちゃくちゃ頑張って徹夜したけど明日提出できなかった人と、特に頑張ってはいないけど明日提出できた人だったら、当然ですが後者の方が実績としてカウントされます。

仕事って結果と過程の両方が大事ですが、優先順位は結果にあります。
結果を出した人が過程を見てもらえます。
過程を見てもらってから結果を見るってことは、ほとんどありません。

ということで、現時点で実績が伴っていない人が理想を叶える確率を上げる方法について書いていきます。


①ゴール・目標を設定する


基本中の基本ですが、ゴールや目標を設定し逆算して行動するということです。

「ゴールや目標を立てずになんとなくやる」というインフルエンサーに感化されて大惨事という人も見かけますが、世の中にはゴールや目標を設定しなくてもできる人もいれば、自分のようにできない人もいるということを理解することがスタートではないかと思います。

もしそのやり方が自分に合っているなら、今頃あなたはなんとなく成果がだせて満足な生活を送っているはずだと思います。

わたしのような凡人は、基本に倣って逆算する方が成功確率が高いと思っています。


②ゴール・目標達成を時間軸に当てはめる


こうなっていたい、と思ったら「いつまでに」という期限を決めることはものすごく大事です。

未来は無限に広がっているので、期限を決めなければ実現したいことが「いつか叶うといいな」という願望になり、願望のまま心のなかにストックされるだけで一生実現はしないという状態に陥ります。

ここで重要なのは、時間軸に当てはめるときに、現状を踏まえ長期視点で当てはめていくということです。

やる気満々で鼻息が荒い時って誰しもタイムトライアルの如く、最短時間で叶えようとします。もちろんわたしも一緒です。

でも、それが実力に見合っていない場合、必ずどこかに歪みが出てきます。
その歪みを極力起こさないためには、時間をかけて確実に前に進んでいくという作業が必要になります。

例えばお米10キロを1人で1回に食べ切るのは不可能でも、1年かければ大体の人が食べきることができると思います。
ちなみに農林水産省の2016年の発表では、一人当たりの米の消費量は54.4キロだそうです。減少しているとはいえ結構食べてるんだなぁと思いました。(脱線)

立てた目標に対して時間軸に落とし込み、少しずつ前に進んでいくイメージを膨らませていくと漠然としていたことが「できそうな気がする」という考えに変わっていくわけです。

この「できそうな気がする」っていうのがめっちゃ大事ですね。


③足りないものを探し補う方法を見つける


できそうな気がしてくると、細かいところに意識が向くようになります。
不思議なもので、できなそうなことって細部が全然気にならないんですよ。

ところができそうだと思えると、人は細かな違いが気になってきます。
さらにはそもそも持ち合わせているタイムトライアル感(できるだけ早く達成したい)という気持ちが組み合わさり、実現のために無理なく最短時間で効率的に進めていくためにはどうしたらいいか、ということに目が向きます。

ここまで来てやっと、確率を上げる方法にたどりつく入り口に立ちました。

理想と今が離れているということは、足りないものがあるからですよね。
なので足りないものを補う必要があるんですが、うまくいかない人の多くが、補えそうなものならとりあえずなんでも良いと思っちゃうんですよ。

お風呂の蛇口が壊れていて、キッチンからお湯を運んで湯船にためるとして、マグカップでお湯を汲もうとしちゃう、みたいなことです。

これって目標設定(湯船にお湯をためてお風呂に入る)がしっかりしていれば、絶対にやらないはずです。

なぜなら「たとえマグカップでお湯がたまったとしても、ため終えた頃にはお湯が覚めていて目的であるお風呂に入ることは達成できなそうだから」ですよね。

これをやっちゃうのは成果や確率を無視して「やらないよりやった方がいい」という思い込みで動いちゃう人です。

自分の理想に近づくために必要なことはやった方がいいに決まっていますが、理想に近づくために必要ではないと分かっていることをやるのは、無駄です。

無駄だとわかっていることを「やらないよりやった方がいい」という思い込みで動く人は、自分の時間も労力も有限だということを理解していないから起きるんじゃないかと思いいます。

やってさえいればなんとかなるわけじゃないです。
効果のないことはどんなにやっても結果にはつながらないし、なんなら疲弊して本当に大事なことを見落としてしまいます。

先ほどのお風呂の例でいくと、お湯がさめるよりも先に運べる方法や道具を入手することを考える必要があります。バケツとかホースとか、その代わりになるものが何かないかとか。

マグカップでお湯をちょっとずつ移すという行動は、お風呂に入るという目的ではなく、お湯を湯船にためることが目的になっているので、目的達成よりも行動することが優先される、結果が出ない人の典型だと思います。

結果を出すために足りないものを補うのは、なんでもいいわけではないのです。

 

上記の3つ

①ゴール・目標を設定する
②ゴール・目標達成を時間軸に当てはめる
③足りないものを探し補う方法を見つける

これをぐるぐる何回も繰り返してやっていき、足りない部分や間違っていると気づいた部分を修正して実践し続けるのが、いわゆるPDCAだと思います。

最近ではPDCAとか意味がないというような情報も出回っているので、それをよく考えず鵜呑みにしている人もいますが、本当に意味がないかどうかはやってみてから判断した方が良いのではないかと思うのですよ。


繰り返しになりますが

世の中にはゴールや目標を設定しなくてもできる人もいれば、自分のようにできない人もいるということを理解することがスタートではないかと思います。

目標設定も、時間軸に当てはめることも、足りないものを補う策を探すことも、それで成果を出している人たちが一定数いることです。

自分にぴったりハマるかはやってみないとわからないけれど、少なくてもマグカップでお湯をためるような奇策でないことは明らかです。

とりあえずやってみる、という言葉は
「可能性が高いとすでに実証されていることが自分で再現できるかどうかわからないけれどやってみる」
という文脈で話されている場合と

「特に根拠もないけれど思いついたことをやってみる」
という文脈で話されている場合があり、自分がもし実績が伴っていないという自覚があるのであれば、後者を選択するのは危険な賭けだと思うんですよね。


叶えたいことを叶える確率を上げるためには、危険な賭けを繰り返しやるよりも、まずは可能性の高いことから順にやっていき、ある程度実績ができた段階で、どうしてもやってみたい・自信がある場合のみ危険な賭けにも手を出してみるというのが、確率を上げていく方法ではないかと思います。


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