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013 何があっても我が家のこはる

もう6月。なんと早いこと。今年ももうじき半分が終わる。そして、このまま2020年は新型コロナウイルスの年になる。いろんな意味で先のことがいつも以上にわからないこの頃だけど、未来なんて来てみないとわからないものなんだから未来なんであって、予測がつかないならある程度流されるままに流されるのでもいいんじゃないかとも思う。また、先が分からないからこそ、自分の力で切り開く努力をするのもやりがいがあると思う。あなたはどう思いますか?


我が家の愛犬こはる

今日は我が家のライフ、家族の話をしたい。

我が家には2007年2月に生まれたこはるという犬がいる。

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こはるはザンビアで生まれ2歳になる前に日本に一緒に引っ越した。その後、我が家とともにあちこちを転々してきた。日本からタンザニアに行き2年を過ごし、一度日本に帰った後エチオピアに引っ越した。その後、一度日本に戻った後すぐにヨルダンに引越し、今はまたエチオピアに戻ってきた。我が家とともに行ったり来たり。

若い頃は日本で散歩していると近所のおばあちゃんに

ヤギかと思ったよ!!

と言われるくらいスリムでひょろっとしてて身軽なアフリカでよく見る犬だった。今はもう13歳。白内障になり、後ろ足もちょっと覚束ない。それでも我が家の長男よりも長女よりも我が家の子として生活しているこはるは僕にとっては最初の鎹(かすがい)。


誕生日を前に...

こはるの誕生日は2月2日。僕の誕生日は11月11日。1+1=2なので、月と日の足算をそれぞれすると2月2日になったりしてなんか僕にとっては運命というか単なるペットや家族以上の想いがある。ちなみに妻の誕生日も2がいっぱいつく日。なんかやっぱり運命を感じる(そういうの意外と嫌いじゃない、笑)。

そんなこはるだが、2020年の2月2日の誕生日の前日、様子に異変があった。毎週土曜日は長男の日本語補修校があってその後子どもたちは友達とプレーデートをすることが多い。2月1日も朝8:30に家を出てから夕方まで家には帰らなかった。が、家に帰ってみるとこはるのベッドには嘔吐の跡があり、こはるは見るからに具合が悪いそうだった。呼吸するのも大変なのか目がうつろになりぐたっと横になっていた。散歩に連れて行こうとしても立つこともできない。夕食も全く食べないどころか水さえも飲まない。寝るわけでもなく目を見開いたままグタッと横になっているだけ。13歳の誕生日を前に容態が急変しとにかく僕はソワソワした。というのも、この時妻はウガンダに出張中。誰も頼る人がいなくて、僕も不安で全く落ち着いて物事を考えることができなかった。

どうしていいのかソワソワしながらいつもワクチン投与をしてくれる獣医さんに連絡して誕生日に来てもらった。獣医は「加齢だからね」といとも簡単にいうんだけど、妻はいないし今死んじゃったら僕は正気じゃなくなりそうだし年だからで済むような話じゃないのが正直なところだった。

加齢で足に痛みがあるようだから、鎮痛剤と足を強くするサプリメントを処方するからドライフードではなく手作りご飯で食欲を促しつつ薬とサプリメントをしっかり取らせてみて

と言われた。

獣医さんが言うこと以外に自分が何かできるわけでもなかったので、ドライのドッグフードではなくご飯を作って少し食べやすそうなご飯にサプリメントを混ぜてみた。薬は小さい粒だったから喉の奥に突っ込んで口を開けさせずに飲み込ませた。

するとなんということ!月曜日の夕食はちょっと食べてフラフラしながらも歩くことができるようになった。獣医、さすが!徐々に食べれる量も増え、庭の散歩もできるようになった。もう胸が苦しい日々もなくなった。どうにか妻が出張から帰るまでこはるは元気に過ごすことができた。それは僕と妻にとってはとても嬉しいことだった。


その後のこはる

その後はすっかりおばあちゃん。

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