国際協力の仕事を目指すあなたへ

社会貢献にやりがいを見出す人々が増え、最近では社会起業家という言葉やNPOを運営に積極的に取り組む浸透してきたと

ここで僕が定義する仕事としての国際協力とは、政府開発援助の実施機関(日本で言えば国際協力機構(JICA)など)、非営利活動法人(NPO/NGO)、国連・世界銀行・地域開発銀行(アジア開発銀行等)等の国際機関、セクター別国際機関(赤十字、Global Fund等)、開発コンサルタント、ゼネコン等海外事業実施民間企業等に所属するか一時的にでも身を置いて、開発途上国の開発課題に対し専門性を持って取り組み、課題解決を促すこととしたいと思います。

15年ほど国際協力を仕事としてきた経験を踏まえ、これから国際協力を仕事としていきたい方に対し、説教や押し付けにならないよう、一歩を踏み出すための後押しになるだけでなく、歩みを進めていく上での注意点などをまとめてみました。

待遇

まず、概して国際協力に関わる業務の給与は比較的高いと思います。日本のNPO/NGOは必ずしても当てはまらないケースも多いようですが、JICA、国連機関等国際機関等は現地での生活手当、子女に対する教育補助など高い水準にあるので、海外での生活が長くなればなるほど金銭的な余裕は出てくると思います。しかし、家族を持ち、かつ子ども高等教育を受けるようになると出費も格段に多くなるのでその点は注意が必要です。

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