Q＆A #2-1

こんにちは！
大分県に住み、樹の家こころ舎（工務店）で
住宅アドバイザーとして働いている髙橋です・・！
住宅会社で働くなかで日々感じること、
お家づくりをしている方にお伝えしたいこと、
僕自身が実際にお家づくりを経験して
気付いたことなど発信しております。

今回もラジオで頂いたご相談内容を
書いていきますね。

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髙橋さんはいつも土地は最後に決めた方がいいといっていますが、
それはどういう意味でしょうか？
教えていただけるとうれしいです。

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こちらのご相談は、
先日、完成見学会にお越し頂いた方からも
同じことを聞かれました。

普段、お家づくりのご相談を受ける際に、

これまではどのように
お家づくりを進められてきましたか？

といったご質問をすると、

土地を見ているんですが、
なかなか無くて・・。

といったご返答を頂くことが多いです。

なんとなく世の中の流れとして、
土地を決めてから住宅会社を回るもの。

あるいは、
住宅会社を回りながら土地は探すもの。

なんてイメージがあるように感じます。

そのようなお家づくりの進め方を
真っ向から否定は出来ませんが、
個人的には土地は
最後に決めた方がいいと思っています。

そもそもどうして土地を最初に決めるんでしょうか。

もしかしたら土地が決まらないと、
お家づくりが具体的に進まないと
思われている方も
中にはいらっしゃるかもしれません。

ちょっと想像していただきたいんですけど、
実は土地を先に決めることリスクが3つ生じます。

まず1つ目のリスク。

良いな！と思う土地が出てきた際、
その土地を買うためにどのような
ステップで進んでいくかというと、
土地を買うために不動産屋さんと
契約を結ぶんですが、その契約を結ぶためには
住宅ローンの事前審査を通さないといけないんです。

事前審査の承認を得ることで、
きちんと住宅ローンを組むことが出来ます！と
不動産屋さんに証明をしないといけないんです。

しかし、事前審査を行うためには、
建物・土地・諸経費の情報が必要になります。

例えば4,000万円のローンを組む場合、
建物2,500万円、土地1,000万円、諸経費500万円
といった情報です。

しかしこれを個人で組み立てることは出来ません。
なぜなら資金計画表という見積書のようなものが
事前審査には必要だからです。

しかし、ネットで簡単にできる
住宅ローンの事前審査では職業とご年収のみで
行うことが出来る場合もあります。

この場合、最初の情報が薄い分、
本審査で同様に審査が通るかと言ったら別の話です。
（これはまた別の機会に投稿しますね。）

事前審査をしたくても、
住宅会社が決まっていなかった場合、
すぐに住宅会社を決めないといけなくなります。

なぜなら、今の状態を整理すると

この土地を買いたいけど、
住宅会社が決まっていないので、
それまで待ってもらえますか？
住宅会社が決まったら事前審査の手続きをして
承認を得たら土地の契約をさせてください。

と言っているようなものなのです。

ここで売主（地主）さん側に立って
想像をしてみましょう。

買いたい！と言ってくれているけれど、
今から住宅会社を回るってなったら
いつ契約できるんだろう？
待つだけ待って、
もし住宅ローンが通らなかったら振り出しに戻るよね？

それだったら住宅会社が決まっている別の人が
現れたらその人に今回の土地は買ってもらおう。

なんて思いませんか？
よっぽどずっと売れていなかった土地なら
もしかしたら待ってくれるかもしれません。

しかし比較的人気な土地の場合、
買い手側（ご自身）の方が立場が弱いので、
あなたじゃなくても
他の人が買ってくれるならそれでいいんです。

もし仮に1か月以内に
事前審査の手続きをしてくれたら大丈夫です。と
猶予をくれたとします。

1ヵ月の間に、
自分達のペースで住宅会社を回ることが
可能でしたら問題ありません。

しかし比較検討するために、
いくつかの住宅会社を回るためには、
1ヵ月というのは非常に期間が少ないと
僕は思います。

もし焦って住宅会社選びの判断を誤ってしまったら、
それはもう後悔に繋がります。

土地を最初に決めてしまうことで、
住宅会社選びを誤ってしまうリスクがあるのです。

これが1つ目のリスクです。

残り2つのリスクは何か。

長くなってきましたので、
続きは次回の投稿で書きますね・・！

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最後まで読んで頂き、
ありがとうございました！！

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