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【レシピ】たかぎメシのビリヤニ研究日記 v.02_原典回帰の鶏×ラムヤニ

前回のお話はこちらから

米:ヘッダーのお兄さんは何も関係ありません



「ビリヤニは、自由だ!」

という神のお告げに魅せられて大失敗に終わった初回宅ビリ。詳細は上部リンクから。
その反省を踏まえ、第2回は基本に忠実に行こうと心に決めていました。

反省を胸にメッカへ

基本に忠実に。
ビリヤニの基本、つまりオリジナルレシピに倣うため、私はある場所に向かいました。

分かった貴方は立派なビリヤニスト

インドスパイスの聖地、東京は新大久保駅からすぐの食料品店The Jannatでは
普段使いのスーパーではお目にかかれないエキゾチックなスパイス、ペースト、調味料が並びます。
インド・パキスタン料理に使われそうなラインナップが中心ではありますが、タイやベトナムらしき瓶詰めも並ぶ雑多さがツボ。

私のような素人は数多あるスパイスの海を渡ることなく、あらかじめ調合されたミックス調味料を入手しましょう。
一口にビリヤニミックスと言っても、肉OR魚、地域別など様々な種類がありますので
ここは是非現地で手に取って、お好みの逸品を見つけていただきたいところ!

そんな時間も余裕もない、という現代人は黙って下記リンクをご覧ください。
こちら、私が実際に選んだミックスでございます。今回はこのミックスを使って、箱裏のレシピ通りに調理しました。

ジェフベゾスに感謝!(お店で買うより割高だけどね)

メッカのレシピはスケールがでかい(物理)

私が考えたレシピではないので詳細はお見せできませんが、箱裏のレシピはスタンダードなチキンパッキビリヤニでした。

ふと指定された肉の量を見やると、どうも用意していた骨つき鶏モモ肉では足りない。
おかしいな、と思いながらストックしていたラム肉を解凍しました。

解凍中の電子レンジの前に立ちながら、私はやはり納得できませんでした。
どうもおかしい、300gの鶏モモを2本用意して足りないなんてことがあるのだろうか。前回だって同じパックを買って、食べ切るのが大変だったのに。

もう一度レシピを確認してびっくり。
6人前と書かれたそのレシピに必要なのは、

肉1キロと米1キロ。

どう考えても2キロ以上の炊き込みご飯が、全国民1人の我が帝国に到来することが決定しました。お米は浸水前の重さですから、実質3キロ弱の出来上がりになるでしょう。

冷凍庫の容量を確認したのち、深呼吸してキッチンへ。

今回のエコシステム構成を紹介します

マトンが加わったことで、ややコッテリ目の仕上がりになりそう

調理ハイライト

レシピ紹介ではないので、興奮のままに中継していたストーリーをちらほら。

初っ端から距離を感じてる
テンパリングで痛恨のミス
ハラハラドキドキ
絶対違う水分量
最終形態、閉まらない蓋
美しい地層が見える…!
出来上がりも美しい
マトンの肉肉しさと野菜の軽やかさがベストマッチで優勝!

エコシステム立役者

炭水化物(バスマティライス)

なんと言っても王道のバスマティ。ナッツのような軽い香りとコク。
鍋の問題で若干水分量は少なかったけれど、蒸らし時間を長めにとってリカバー

加熱野菜(玉ねぎトマト)

味構成では一番の立役者。油脂分の多い組み合わせだったので、受け止めるグレービーも足腰の強い甘さ・香り・コクが必要。
トマトには今後も大活躍してもらうつもり。

非加熱野菜(パクチー、粒山椒)

同上の通り加熱食材が重いため、非加熱食材は目一杯爽快な、クリーンな刺激をチョイス。ハイハットオープンでのフィルインのようなイメージ。
粒山椒の塩漬けをあと乗せしたらなんとも言えぬ一体感!

基本の型を体に染み込ませたい(グレービーのように)

さて、今回は反省を踏まえてなかなかの出来栄えだったのではないでしょうか。
もちろん市販のスパイスを使ってのこと、失敗する方が難しいとも言えるでしょうが
v.00で申した通り、まずは基本形をとことん倣うことが重要。

できれば息をするように、無意識下で踊るように基本の宅ビリを己に染み込ませて
一部として生きたいのです。

旅は続くなあ。
かしこかしこ。

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